三十八 ページ40
「Aは、こっちの世界の人じゃないんでしょ？」
「はい…ここは二次元で、私の世界は三次元って言って…」
まぁ既にここが二次元と言っていいのかわからないけど……。
それがどうかしましたか、と横に座る十四松の顔を覗き込む。
すると、考え込んだ顔の十四松はこっちを見た。
え、私夢女子じゃないんだけど……。
「……来たんだったら、帰らなきゃ、いけないんでしょ？」
「……十四松…？」
いつ帰るの？ともう一度聞いた十四松に、何も答えることができない。
いつ、帰るの……？
「わかりま、せん…」
私だってわからない。
もう少しで帰らなければいけない、そんな予感がする、というだけで、確信は持てないのだから。
そっかー！と、いつもの笑みに戻った十四松。
「じゃあいっぱい遊ぼーね！」
「！はい！」
そう言って、机の上に広がるカードをまとめていると、それと、と続ける十四松。
十四松の言うことは一言一句聞き逃してはいけないので、カードをまとめるのをやめて十四松に向き直る。
そこの君、気持ち悪いとか思うんじゃない失礼だぞ！
「……十四松…？なんでしょうか、あの……」
「……ううん！！なんでもない！」
「？そうですか…」
何を言おうとしているのか気になるところだが、ここは十四松を尊重しなければいけないわけで、つまりは十四松の意見自体も尊重に値するので、これ以上は追求しない。
十四松が言いたいときに物を言い、十四松がやりたいことをやり、十四松がしたくなければそれはしなくてもいいのだ。これぞ十四松親衛隊。
画面の底の可愛いお嬢さんも、カッコいい紳士さんも是非十四松教へ入ってくださいね！！日々癒しがありますよー！
「それじゃあ十四松、そろそろ夜ご飯にしませんか。結構な時間ですし」
「ほんとだー！！……で、誰が作るの？」
「……」
……誰が、作るのか。
ここは私にお任せである。
生まれてこのかた料理なんてしたことは一度もないが、生まれ持った女子力でなんとかしてやろう。
「大丈夫です！サイト見てなんとかしましょう！」
「これ砂糖？塩？」
「…十四松、それコンソメだと思います」
「あっはー！！間違えた！」
固形だけど…。
そんなところも可愛い……！！！
「えーっと…一番簡単な料理が良いですね……あ、これとかどうですか？」
「美味しそう！……でも、A作れるの？」
「……片栗粉と小麦粉って何が違うんです？え、これなんですか…？」
「……」
「……」
絶望的である。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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8
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永松 - 最高です！十四松天使ああああああああぁぁぁ(꒪˙꒳˙꒪ )໒꒱最後やばいヤバすぎで語彙力があああ (2022年7月26日 12時) (
レス) @page50 id: 7f355e5628 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - ももまつ(全松girl)さん» わ！！ありがとうございます！ (2019年11月29日 0時) (レス) id: a6e4fce6a1 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)(プロフ) - 松々先輩さん» 来ない間に終わってた､､、？あああああああああ！面白かったです！本当に夢ちゃんとか分かりみ深いし、先輩の努力とか小説から伝わってくるしあああああああa((殴 (2019年7月14日 21時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(カラ松girl)(プロフ) - 松々先輩さん» そうですね！夢主ちゃんはどんな松でも受け入れれそうですね！それが真のおそ松さんファンですから！ (2019年4月19日 22時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - ももまつ(カラ松girl)さん» ありがとうございます！！トッティは何を血迷ったのでしょうか……でもこの夢主ちゃんはそんなトッティも可愛い……！！とか思ってそうです (2019年4月19日 18時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
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