十四松ｇｉｒｌの私がトリップしてしまった。【十四松】

十三 ページ15

「ふっ、くっ……」
「堪えるね……」


一松様の服を口に押し当て、声を極力抑える。

「ふにゃっ！？ぁ！？」
「ヒヒッ……もっと鳴いてよ、A」


福山潤ｖｏｉｃｅはダメ……腰やられる……。


こんなかっこしてるあんたが悪いんだから、と服をゆっくりと脱がしていく一松様。
ボーッとしていた私はそのままゆっくりと脱がされていく。


「だ……ダメです！！！」
「は、なんで。ここまで脱がせといてどういう気なの？」


ぬ、脱がせ……？

まぁそんなことはさておき、ムッとした感じの一松様を私はなだめなければいけない。


「一松様のＤＴは私ではなく他のご兄弟に！」
「……は？何の話？」


目を見開いている一松様を無視し、私はｃｐについて語り始める。


「そうですね。一松様が攻めが良いなら相手はチョロちゃんが良いかと！まぁ私は一松様は攻めより受け派何ですが……((」(全て作者の趣味です)


何であんなクソ達と……？と言う蔑んだ目を向けてくる一松様。

あぁ、その目も良いなぁ……とあり得ないことを考えていると、グッと捕まれていた腕に力が入る。



いたっ、と小さく声を漏らす。


だってホントに痛かったんだもん。←



「あんたさぁ、自分の状況わかってる？危ないんだよ？処女の危機。そんなこともわかんないわけじゃないよね」
「わかってます！今私が最も大事にしているバージンが失われようとしていることは！ですが私の中でもっと大切なのは一松様の処女です！」

何それ、と呆れているのはわかっているが、それでも私は六つ子への愛を語るのをやめない。


この愛を伝えられるとは到底思わないが、ほんの一部なら……！



「何てったって数字です！あそこはどちらが攻めでも良いんです！心のオアシスです！「さっきから何言ってんのか知らないけど、専門用語出したら殺す」わかりました！わかりやすく語りますね！初心者向けです！」


初心者とかあるんだ、とあぐらをかいて座った一松様の前に正座する。


さて、私の腐女子口座の始まりだ。



「まず最初に、攻めの名前が最初に来ます。例えば、おそ松兄さん攻めでチョロちゃんが受けならおそチョロ、トッティ攻めでカラ松さん受けならトドカラ……」

それはわかった、と頷く一松様。納得と理解が早くて助かる。


そして私は小一時間、ＢのＬについて語った。満足はしていない。

まだＢのＬの良さについて充分話しきれていないからだ。

ただ、一松様が死にそうだったのでここで終わりにしよう。

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