第22項目 ページ23
「弱井Aってやついる?」
「え、わ、私?」
私何かしたかな……。
行ってきたら?と適当に言う友達を睨む。
こう言う呼び出しに行っていい事なかったんだけどな…。
放課後だし、まだ時間はあるか…。
「私がそうだけど…」
「ちょっとついてきてくれない?」
「はぁ…」
そうしてまぁ、人気のないところに連れて行かれるんだけどね。
ここまではいつも通り。
でも、みんながいない呼び出しは……少し、怖い。
いつもなら六つ子が守ってくれたりするもんね…。
まぁもうそんな事ないからね。もっと強くならなきゃ。
「なにか?」
「あんた、調子乗ってるらしいじゃない」
「……は?」
「もうチョロ松くんに近づかないで!!」
たぶらかすってこと?
私が?いや、冗談もほどほどにしてよ…。
そう思ってため息を吐くと、ダンッと肩を押され、壁に頭をぶつける。
「いっ……」
すると、頬を熱い痛みが掠める。
え、これ、まさか……ナイフ…?カッター?
刃物には間違いなさそう。
「あんたムカつくのよ!!いつも澄ました顔して男から視線集めて良い気になってんでしょ!?」
「なっ……」
「それなのに六つ子をたぶらかして、あんた最低よ!!」
……そうなのかな…。
そうね、そう。
「……私は、最低よ?」
「……」
「だから何されたって良いし、どんなこと言われたって良いわ。だけど、あの子達に手を出すのはやめて。その時……」
グッと女の手を掴むと、少し怯んだ気がする。
それを利用して少し起き上がった。
「私は貴方達を潰す」
「ひっ……」
「お前っ…離せよ!!」
足にも痛みが走る。
これ、犯罪だからね?
そして無抵抗のまま私は身体中を切られ、そのまま放置された。
何時間横たわったのだろう。
空が暗くなってきた頃。
不意に足音が聞こえる。
……ぇ…?
真っ直ぐこの教室に向かってくる。
うっすら目を開けると、そこに知らない男の人たちが。
制服を着ている。
「おいこれ、2年の弱井A先輩じゃないか!?」
「え、マジ?なんでこんなとこに?」
「なぁ、今ならヤレるんじゃね?」
……え?
肩を掴まれ上を向かされる。
「お〜、やっぱすげぇ美人じゃん」
「スタイル良すぎだろ」
「うっわ色気やべぇ…」
え、何、怖い……誰か、助けて…!
「なんでこんな傷だらけ?」と適当な話をしている男子生徒。
その間にも、手は足を撫で、足の間に侵入してくる体。
嫌だ、怖い。
誰か……!!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
161人がお気に入り
「おそ松さん」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松々先輩(プロフ) - ねこねこさん» ありがとうございます!続編望んでくれる方いて嬉しいです…!今検討中です、少々お待ちください。こうなったら弟松にも告白されたいですよね…!? (2019年7月27日 1時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
ねこねこ - サイコーでした!最後の兄松の告白はやっぱりキュンキュンしました〜頑張ってください 続編いくらでも待ちます! (2019年7月27日 1時) (レス) id: 3c082e665e (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - 龍神歌南さん» ありがとうございます!!構成練ってみます!! (2019年7月19日 21時) (レス) id: 3db3ef1937 (このIDを非表示/違反報告)
龍神歌南(プロフ) - この作品大好きなので、続編出して欲しいです!!応援してます!! (2019年7月19日 21時) (レス) id: 08dc9af95d (このIDを非表示/違反報告)
松々先輩(プロフ) - とりえさん» ありがとうございます!これからも頑張っていきたいとおもうので、よろしくお願いします! (2019年5月15日 7時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ