家のドア開けたらAUの世界に繋がってた…ん？

セーブもロードもない ページ45

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視点:紗奈

「また来てね！」
「何かあったら連絡して」
「あ、はい……お邪魔しました」
と家を出てまっすぐ帰る。
「…ただいま」
誰も居ないけど、取り敢えず言っておいた。
『♪─』
「……ん？」
この世界のスマホから…？
チャットアプリのアイコンの右上に1とある。
開いて確認すると…見覚えがないアイコンとのチャットルームが作られている。

???いらっしゃい。
ここに住むことを決めてくれて安心したよ。
盗聴器やカメラは仕掛けていないから安心して住んでほしい。

「……」
ソファに深く座って文面を打つ。
この感じは犯人なのは確実。
アスナあなたは誰なんですか?
いつの間に交換を?
???いつ交換したのかは内緒。
私のそれらはいつか分かるだろう。
交換した事は厳密に頼むよ
アスナそれを言ったらどうするつもりですか?

ピタリと返信が来なくなった。
フッ…と白い何かが私の傍に落ちてきた。
手紙…ではなく、トランプくらいの大きさの白いカード。

［場合によっては始末する事も入れている］

「っ…！悪趣味にも程がある」

???褒め言葉として受け取っておくよ
……なるほど。
アスナあなたは私の事を監視している。
どうやってかは分からないけど…それは今、分かった。
???早いね。そうだよ
やはり、君を連れて来て正解だった。
君はまだセーブもロードも使えない。勿論、リセットもね。
いつか、会う時に話そうか今は忙しいんでね。
あ、一応食糧入れておいたから早目に食べる様に
アスナそれはどうも。
いつか会えたらあなたがやった事を全部聞かせて頂戴

そう送り、やり取りを終えた。
……セーブもロードも使えない。
普通の人生となんら変わりない。
「…先に食糧の確認だな」
そう言い、ソファから立ち上がり、台所へと向かった。

食糧確認→←＊楽しみだ

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