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貴方side
貴方「一也、一也」
車を止めて隣を見ると相変わらず気持ちよさそうに寝ている一也。
しばらくはそれを見ていたけど、このままじゃダメだなと思って声をかけた。
御幸「…ん?……着いた、のか?」
一也はうっすらと目を開けて欠伸をしながらそう聞いてきた。
貴方「うん、着いたよ。ぐっすりだったね、疲れた?」
御幸「あー、かもな」
そう言って伸びをした一也は
御幸「帰るか」
と言って笑った。
2人で車から出て家に帰ると一也はすぐにリビングのソファに倒れ込んだ。
貴方「一也、寝ないでよ。今からお風呂沸かすから」
念の為そう声をかけると一也は手を力なく降って答えた。
絶対寝るな、あれ。と思いながらお風呂の準備を始めた。
それからやっぱり寝ていた一也を起こしてお風呂に行ってもらった。
私はそれを確認した後、ある人物に電話をかけた。
プルルルルルル
数回のコール音のあと、
「もしもし〜?」
と電話に出てくれたのは梨香子さん。
貴方「急にすいません」
梨香子「ん?いいよ、いいよ。純はお風呂入ってて暇だったし。どしたの?」
と言ってくれた梨香子さんはやっぱり頼りになる。
貴方「実は………」
すぐに仕事をどうするか悩んでいる、ということを伝えると梨香子さんは
梨香子「なるほどね〜。けど、その相談はアタシが軽く言えることじゃないわ。…けど、アタシの知り合いならひょっとしたらいいアドバイスくれるかも。Aちゃん、今度いつ暇?ソイツに連絡しとくよ」
と言ってくれた。
梨香子さんの知り合い。きっと梨香子さんみたいな頼りがいのある人なんだろうな…。
そんなことを思いながら
貴方「お願いします」
と言った。
それから少し話していると
伊佐敷「おーい、梨香子さんタオルー」
という声が聞こえてきた。
伊佐敷さんがお風呂から出てきたみたいだ。
貴方「ふふ。じゃあ、また連絡しますね」
梨香子「ん。あんまり溜め込まないのよ?またね」
と言って電話を終わらせた。
ちょうどその時、
御幸「次A入ってこいよ」
タオルを首にかけた一也がやってきた。
貴方「うん、一也は疲れてるんなら先に寝ててね」
そう言ってお風呂に向かった。
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柊 亜莉沙(プロフ) - しんでれらさん» わかりました!ご協力ありがとございますヾ(*・ω・*)ノ これからもよろしくお願いします! (2016年5月11日 5時) (レス) id: 595dffac8c (このIDを非表示/違反報告)
しんでれら(プロフ) - 芸能界を引退させて、御幸尽くす主人公がみてみたいです!! (2016年5月11日 0時) (レス) id: 5656488d4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 亜莉沙 x他1人 | 作成日時:2016年3月26日 7時