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貴方side
浜野「それじゃあまた機会があったらゆっくり話しましょう」
浜野さんはそう言って真田さんの運転する車で帰って行った。
それを見送って私と一也も車に乗る。
私の考えが甘いのかな…。
車に乗ってすぐにそんな考えが浮かんだ。
演技するのは好き。もちろんモデルとしての仕事も好きだし、なにより事務所のみんなが大好き。だから続けたいと思ってた。
でも、一也は日本を代表する天才捕手。シーズン中だけじゃない。これから一生一也を支えていかないといけないんだ…。
だとしたら……
御幸「おーい、A?着いたぞ」
真剣に悩んでいる間に家に着いていた。降りる素振りを見せない私を不思議に思ったのか一也がそう声をかけてくれた。
私は慌てて
貴方「あ、ごめん!ちょっとボーっとしてた」
と誤魔化した。
すると一也は
御幸「浜野さん?も少し酔ってたみたいだし、お前も飲みすぎか?」
と変に勘違いされた。
一也たちの配慮もあって少しだけ飲んだ私と浜野さん。その為、浜野さんは帰りに若干足をふらつかせていた。
だからだろう。
貴方「あはは、かもしれない。今日は早く寝ようかな」
とそのまま誤魔化そうと同調すると
御幸「明日撮影なんだろ?二日酔いとかなんなよ」
と言ってくれた。
それから心配性の一也は駐車場から部屋まで私の腰あたりに手を添えてくれていた。
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柊 亜莉沙(プロフ) - しんでれらさん» わかりました!ご協力ありがとございますヾ(*・ω・*)ノ これからもよろしくお願いします! (2016年5月11日 5時) (レス) id: 595dffac8c (このIDを非表示/違反報告)
しんでれら(プロフ) - 芸能界を引退させて、御幸尽くす主人公がみてみたいです!! (2016年5月11日 0時) (レス) id: 5656488d4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:柊 亜莉沙 x他1人 | 作成日時:2016年3月26日 7時