好きな人からの愛され方 〜中学生の私たちの物語はっじまるよー！〜

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男の子「さっきのお兄ちゃん！！」
「？」


どうやらすごく懐いているみたいで、けんいちも頭をガシガシと撫でている。

お母さんらしき人が追ってやってきた。




お母さん「先程はほんとにお世話になりました。迷子のこの子に良くして頂いて…」


どうやらけんいちは、寒さとお母さんとはぐれたことで泣いていた男の子にココアを買って、お母さんを探してあげたらしい。




けんいちはお母さんから大量のお菓子を貰っていた。

遠慮して貰えませんと言っていたけど、お母さんに押し切られていた、



「何で言ってくれなかったの？
怒らないのに｣

大野「そんなの自慢するみたいでかっこわりーだろ。

それより怒らねぇの…？｣



家の前に差しかかるとけんいちがそう聞く。



「うーん、普通なら許さないって怒るとこだけど、けんいちだからね。

きっと何かがあったんだろうなって予想出来たから。｣


「その代わり、今日楽しませてくれないと許さない！」



そう言うと


大野「じゃ、お楽しみ第1弾」


そう言って、持っていた袋を手渡した。

開けてみて、と言われたから袋の中を取り出すと



「テディベア！！」


私好みのプレゼントボックスを持ったくまさん。

けんいちらしくなくて少し笑っちゃう。



大野「それ、箱開くんだけど」

そう言われて箱を開けると、
なかにはキラキラ輝くイヤリング。




「可愛い！！」

まさかの二重プレゼントに心が躍る。
ニコニコしていると、



頬に何か感触が。



「ちょっ、」

じゃ、パーティするかと言って家に入っていったけんいちを追う。


今年も最高のクリスマスになりそうな予感です。

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