好きな人からの愛され方 〜中学生の私たちの物語はっじまるよー！〜

HappyHalloween ページ42

大野「今日は何の日？」
「あれでしょ？日本茶の日」


ちげーだろって鋭いツッコミが入る。
時は10月31日。



「あー、世の中はハロウィンみたいだね。」
大野「日本茶の日を知ってることの方が驚きだっつーの。」


「だってさ？

元は外国の人が日本の秋分の日とかお彼岸的な意味でやってるんでしょ？

それなら静岡の人間として日本茶の日を知ってた方が誇らしいわ。」

大野「お彼岸はムードが壊れるからやめとけよ。」


もうさっきまでぐっすり寝て、寝起きでちょーっと機嫌の悪い私にこんな質問しないでよね、全く。



大野「でも、城ヶ崎のことだからハロウィンの仮装でもしようなんて言い出しそうなもんだけどな。」

「言われたよ？顔面を血だらけにするアートしよって。

でも時間かかりそうだし、クオリティがやばそうだから逃げてきた。」


血糊まで持ってきてたなんて…

このメイクして放課後遊びに行こなんてビックリよ。

私、血得意じゃないし。



大野「じゃ、ここでやるか。
ハロウィンパーティー」

「へぇ？
何するのー？」


ここでけんいちが仮装しようと言い出すなら私もやってやってもいい！！

見てみたいし！




大野「って訳で、トリックアートリート」

「なんだパーティーってそれだけね。
ざんねーん。私は今日お菓子を持ってきてないのでーす。」

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