好きな人からの愛され方 〜中学生の私たちの物語はっじまるよー！〜

どんな貴方も。 ページ24

「けんいち？
何か、あった？」




秘密基地に来るなり、手招きをされ、
何故かすぽりとけんいちの腕の中に納まった。


後ろから抱き着かれている状態になった。





またけんいちにからかわれてる、そう思っていつも通り腕からすり抜けようとした。


でも、
けんいちの髪、クラスに居た時はちゃんと整っているのに、今日違った。
まるで、自分の手でかき乱したようだった。


いつもなら、呼ぶときはいたずらっ子のような笑顔をしていた。
でも今日は、俯いていた。





「どうしたの？」



大野「なんで、分かっちゃうんだよ。」
「分かるよ。でも、悩みの中身は分からないから、教えて？」




大野「最近、部活結構行き詰まってて、
上手く行かなっつーか。焦ってるって言うか。」


「うんうん。
でも、けんいちにはちゃんと実力もあるし、努力もしてるじゃん。」
大野「うん、分かってる。」


「だから、伸びる時期が今じゃないだけだよ。だから、あんまり無理し過ぎないで。」



「話聞いてもらったら、安心した。
でも、」

「でも？」



大野「安心するから、もうちょいこのまま。」



不安になってみたり、

正直になってみたり、

甘えん坊になってみたり、


色んな顔を惜しげなく見せてくれるそんなけんいちを可愛いと思った放課後でした。






駄作者の戯言
どうもルビー☆です。

内容短くてすみません…
次当たり、長めなものを書きますので！

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