貴方の好きなところ ページ23
大野君サイド
大野「ごめん、トイレ行ってくるわ。」
杉山「おぉ。」
今日は、練習試合が午前で終わったから、サッカー関係の物を買うべく、近くのデパートに杉山と寄った。
さっさと済ませて、戻ろ。
城ケ崎「ほらほら、さっさと言っちゃいなさいよ!」
「え、いやさ?」
トイレの帰りにあったカフェの席にいたAを見かけた。
そう言えば、休日中は女子会があるとか言ってたっけ。
まさか場所も時間も被るとは。
まぁ女子会だし、杉山も待っているし、行くか。
城ケ崎「お願いよー、女子会に恋バナは必須でしょー?
ちょっとだけで良いから、大野君の好きなところ一つだけでも!!」
その瞬間だけここに居たいと思ってしまった。
誰かを待つふりをして、聞き耳をたてる。
「そのくらい、なら。」
「好きなところは、全部なんだけど。
一つはあの人柄かな。
けんいちはすごく優しいから、私に何かあったら、私を安心させるために隣に居てくれるし、
自分に何かあったら、陰ながら努力する、しかもその努力を当然の様にする。
二人の中に何かあったら、ちゃんと目を見て話してくれる。
私はけんいちにすごく助けられてる。
だから、かな。」
思わず顔が赤くなる。
今まで、自分で聞くことができなかった。
きっとAは話してくれるだろうけど、
俺の中でそんなことを面と見て言われたら、色々な整理がつかなくなるだろう。
杉山「おい、大野!お前トイレ長すぎだろ!」
大野「杉山。俺、ちょっと休みたい…」
杉山「え、顔赤。どうしたんだよ。」
俺の彼女は素直で可愛い。
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ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時