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ある日の体育 ページ17

先生「今日は、男子はサッカー。
女子は、100メートルのタイム測るからなー。」


体育のこの時間、女子からはえー!!という悲しみの声、
男子からは喜びの声が上がる。




城ケ崎「ほんと憂鬱だわー。」
「走る面倒くさいよね。」


ほんと、めんどうくさい。
そう思っているうちに、私の番が訪れる。

スタートという声で走り始めて、一応タイムが測られているから全力で走る。


先生「さすが、雪風だな。
今回も学年5番以内だぞ。」


城ケ崎「さすが、A、運動もできるのねー。」
まるこ「でも、Aちゃん、写真部だよね。
よく運動部の子達より速く走れるねー。」


とてもじゃないけど、追っかけ時代に鍛えられたなんて言えない…



「運動は割と昔から好きなんだよねー。」

まるこ「あ、確かに球技大会も活躍していたねー。
いやー、あたしもその運動神経が欲しいもんだよ。」

ははは、と笑っているものの内心心臓バクバク。
ごめんね、この嘘は許してね、まるちゃん。




男子「雪風危ない!!!」
「え?!」



そこにサッカーボールが飛んできて、私の足に当たる。




「痛っ!!!」

結構強めに当たって、思わず倒れこんでしまった。


城ケ崎「A、大丈夫?!」
まるこ「保健室行かなきゃ。」


二人と保健室に行こうと立ち上がろうとするけど、その瞬間足に痛みが走る。

これは痛みが引くまで待つしかないよね…



大野「A、乗って。」

そこにけんいちが駆け寄って来て、おんぶの体制をとる。


「いやいやいや、重いから!!
もう少し痛みが引いたら、自分で行くし!」


彼氏とはいえ、とてもじゃないけど持ち上げられるのは無理。
これで持ち上げられなかったら、へこむし。





そう思っていると、大野君が私の膝の裏と胴を手で持ち上げる。
世間で言う、お姫様抱っこの状態になった。

その瞬間私の顔は赤くなり、周りからは女子に歓声が上がる。



「ちょっ、ほんと重いし、こんななら自分で歩く!」
大野「けが人は黙って運ばれていろ。
サッカー部の筋トレの量舐めんなよ。」


そのまま保健室の前まで連行された私は正直、足の痛さとか、そんなの忘れていて、

どちらかというと心臓がどうにかなってしまいそうだった。






その後、男子から猛烈な冷やかしを受けたのは言うまでもない。

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設定タグ:ちびまる子ちゃん , 大野けんいち   
作品ジャンル:恋愛
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ルビー☆(プロフ) - 夏々緒(カカオ)さん» コメントありがとうございます!!そういう感想実は結構嬉しかったりします…!よければこれからもよろしくお願いします(*´˘`*) (2019年3月18日 18時) (レス) id: b5d373bc16 (このIDを非表示/違反報告)
夏々緒(カカオ) - ヤバい…恥ずい………///// (2019年3月17日 15時) (レス) id: f541e1b42e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルビー☆ | 作成日時:2018年12月4日 19時

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