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Aサイド
「服はそれでいいなー。ん、武器はお前の親から貰ってきた。」
そういって手渡される馴染み深い、銃やらナイフやら。
もう二度と見たくないと思ってたのに・・・・。
しかし体は正直なことに、その銃を握ると手にすっぽりと収まった。
私の手が小さすぎて、両親が私の武器だけは特注したんだって。
だから無駄に重い・・。
私の非力さよく見てよ。
訓練のたびに指導役から文句言われてきたんだから。
「はい、じゃまずは体ほぐし。この板に銃を撃て。三回くらい真ん中に綺麗に撃てたら、割れる仕組みだ。弾は五発。弾切れになったらアウトだ。それじゃあ始めっっ！！」
桐生先生の言葉により、出来るだけ手際よく弾を詰めていく。
早くも射撃が得意なさとみくんが撃ち始めている。
この部屋、狭くはないけど広いってわけでもないから、凄い音が響くの。
バァン＿＿＿＿＿ッ
ううー・・・私はこのノイズの音が好きじゃないんだって。
私があの板に撃ったら、百発百中で外れると思う。
よろよろと立ち上がり、銃を構える。
嫌でもお父さんの言葉が蘇る。
"利き手で持って、もう片方は添えるだけ。出来るだけ銃との隙間をなくすんだ"
分かってますよーだ。
でもこの銃、重いからどうしても手が下がっちゃうんだって！！
ぎゅ、と握りしめトリガーに指をかけた。
私の場合、銃が下に下がっちゃうから、高さを合わせようとすると、対象点がずれるし。
対象点を合わせようとすると、重さで手がブレッブレになるし。
ほんと嫌なんだよね。
『よいしょ・・・』
どうにかしてトリガーを引く。
懐かしいというか、かなり聞き慣れたノイズ音。
一回りぐらい小さいから音もその分ちょっと高い。
沢山の銃声が鳴ってる中で撃ったら、多分目立つぐらい。
「A！銃は高さを揃えねぇと的に当たんねぇぞ？！」
だから！知ってるんだって！！
私も弾は、板の中心のだいぶ下にヒット。
あのねぇ、先生も言ってたじゃん。
私が落ちこぼれだ、って。
私にこういう戦術は向いてないの。
私は機械いじりが好きなの。
情報集めならいくらでもやるからさ・・・・
『とりゃぁっ』
続けざまにバンバンバン、と発射すると奇跡的に全部当たって、板が割れた。
『や、やったぁ・・・・？』
適当にやったつもりだったけど、結構嬉しい。
・・・・・でも一番遅かったけどね！！！
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さまー(プロフ) - 面白いですっ！更新楽しみにしてます。更新停止なんてもったいないです！ (10月18日 20時) (
レス) @page8 id: ad3984bf8f (このIDを非表示/違反報告)
るる(プロフ) - ぬしさんの小説めちゃめちゃ好きです🥲💕 (2023年2月10日 22時) (レス) @page8 id: 9924b38b56 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - 点Ｐ（私情で非ログになってます）（本物）さん» いえいえ〜大丈夫ですよ〜 (2022年10月5日 0時) (レス) id: f13dba8896 (このIDを非表示/違反報告)
点Ｐ（私情で非ログになってます）（本物） - 紗奈さん» ご指摘ありがとうございます。直しました・・！ (2022年10月4日 11時) (レス) id: 2dc5605606 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈(プロフ) - stxxxや赤くんにタグを変えたほうがいいですよ〜 (2022年10月3日 21時) (レス) id: f13dba8896 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：点Ｐ撲滅隊リーダー兼隊長兼事の発端者 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2022年8月13日 21時
