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飲み会-F-6 ページ31

タクシーを降りるのも大変だったけど、親切な運転手さんが後部座席まで来て、降りるまで手を貸してくれた

良く良くお礼を言って、背負うかたちにして、みっくんの家の前まで連れて行く

「みっくん?
鍵出せる?」

「うん」

ふにゃふにゃになっているみっくんが、俺の背中でトートバッグを漁って鍵を出してくれた

家に入ると、とりあえず自分だけ靴を脱いでみっくんをなんとか座らせて靴を脱がせた

そこまで終わると、どっと疲れてぐったりとしてしまったが、
座らせたみっくんをそのままにしておけず、もう一度ベッドまで運ぶことにした

先に部屋に上がらせてもらい、ベッドの掛け布団をめくり、みっくんに声をかける

「みっくん家に着いたよ?
もう大丈夫だからベッドまで頑張って」

「ん…」

前から声をかけると、目を瞑ったままきゅ、と首に巻き付いてきた

ふわふわとみっくんの髪の毛が頬に当たり、ふわりとさわやかな柑橘系のにおいがする
 
湧き上がるいろんな気持ちをぐっと押さえながら、そのままみっくんの脇の下に両腕を入れ抱き上げ運び、ベッドに寝かせると、
俺の首から腕を離さないみっくんの上に覆い被さってしまった


「あ、ご、ごめん 重かったよね、大丈夫?」


それでもみっくんは腕を離さない





「太輔、好き…………」

「え………」



ちゃんと、眠っている様子のみっくんが俺の名前を呼んで、

好きって、言ったみたいに、

聞こえた…んだけど



ふわふわした気持ちでみっくんを見つめる


みっくん、それ、どんな意味?


タクシーの中のことも、俺ってちゃんと分かっていた?



もしそうなら

もしかしたら

でも、そんなことあり得ない


ぐるぐるとまとまらない思考を巡らせながら、
そのまましばらくその体制のまま、動くことができなかった

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まひろ(プロフ) - ちびさん» パスワードのお部屋は現在2箇所ございまして、そのパスワードが当て嵌まるのは『日常のひみつのふたり2』です。お入りいただけますように🙏 (2023年3月8日 22時) (レス) id: 545ef390a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - 大丈夫です、本当すみません、すぐ見に行くのでお知らせだけお願い出来たら、またやってみます、誕生日もあってるんですがね泣 (2023年3月8日 22時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - ちびさん» ちびさん、そうなのですね💦パスワードは解けましたか?プロフからメッセージを送る、としていただければ、直接お教えできるのですが…💦方法を検討してみますね💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: 545ef390a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - またリクエスト失礼します、私あの甘々藤北が好きなんで藤北屋台のような、日常の話見てみたいです⚪︎良かったらお願いします (2023年3月8日 22時) (レス) @page50 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - そうなんです、特にオークラくんと薮くんには甘々であれは藤北担としては、妬いちゃいます、だからまひろさん仲良し藤北めっちゃ好きなんです (2023年3月8日 20時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まひろ | 作成日時:2022年4月23日 0時

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