僕の大好きな君 2

飲み会-F-7 ページ32

みっくんを残してひとりで帰ることもできず、

俺も体力を使い果たしてしまったので

明日も心配だしこのままここに寝かせてもらうことにした




みっくんの力が抜けた瞬間、巻き付いていたみっくんからそっと抜け出し、上着だけなんとか脱がせ、ベルトを抜き取った

本当はズボンも窮屈そうで脱がせてあげたいけど、さすがに本人の了承を得ずにそこまではできない


時々泊まらせてもらっていて勝手が分かっているので、布団を出しにクローゼットに向かった

ベッドの横に布団を敷くと、やっと無事に帰れた実感が湧いて、ほっとして力が抜けた


ぺたんと座るとちょうど同じくらいの位置にある、こどもみたいに気を許している寝顔をしばらく眺めた



守ってもらっていた、ずっと


だけど、大人になった今


俺よりもひとまわり小さい、本当は寂しがり屋なみっくんを、今度は俺が守ってあげなければ、と改めて思った

酔っていていつもより尚艶やかなみっくんの頬にそっと手を触れてみると、うっかりその手がくちびるに触れてしまった

胸がどきどきしておかしな気持ちになる


もう、認めざるを得なかった





俺は、今も、みっくんが好き、なんだ………






さっきのみっくんを見てしまったから、この気持ちをどう処理したら良いのかわからなくて、

赤くて肉厚な唇から目が離せなくなくなって、




引き寄せられるようにそっと、


唇を重ねた

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