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きっかけ-F-3 ページ21

病院に来ることなんかほとんどない俺は知らなかったけど、世界に蔓延したウィルスのために面会はそうそう出来ないのだそうだ


ここで待ってるね、と、不安そうにしているみっくんの肩にそっと手を当て、外来の、もう薄暗い待合室に落ち着くことにした

外来を抜けた、次の建物が入院病棟のようで、その入り口で叔母さんらしき方が待っているのが見えた


ガラス越しに見るその様子では、2人とも落ち着いていて、
大丈夫そうかな、とほんの少し安心した

すると、みっくんが俺のところに戻って来て、

「太輔、母さん大したことないみたいで

でももう少し叔母さんに話聞いて来るから先に帰っていて

また連絡する
送ってくれてありがとう」


「うん、わかった俺のこと気にしないで、早く叔母さんのところへ」

「……うん」


いいと言っても車まで送ってくれるみっくんがぽつりぽつり話してくれた

「お袋、ひとりでがんばりすぎちゃうから、時々こうなっちゃうんだ

いつものこと、と言えばそうなんだけど…

ずっと、こんなことなかったから」


「…うん

ひとりで、心配だったよね、みっくん……」


「ごめんな、こどもみたいに…」

「おとなとかこどもとか関係ないよ

俺も同じ立場なら、絶対に不安だよ

俺にできることがあったらなんでもするから」

「…太輔…
ありがとう…」


お父さんは近くにいるのだろうか

詳しいことはわからないけれど、少なくてもひとりっ子のみっくんが頼れるのは親戚くらいだろう

家族が大勢いる俺には、それがどんなに心細いことなのか、想像することしかできなかった


この日初めて、みっくんがとても心細そうに見えて、
そんなみっくんを俺が守ってやりたい、と心から思った

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まひろ(プロフ) - ちびさん» パスワードのお部屋は現在2箇所ございまして、そのパスワードが当て嵌まるのは『日常のひみつのふたり2』です。お入りいただけますように🙏 (2023年3月8日 22時) (レス) id: 545ef390a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - 大丈夫です、本当すみません、すぐ見に行くのでお知らせだけお願い出来たら、またやってみます、誕生日もあってるんですがね泣 (2023年3月8日 22時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - ちびさん» ちびさん、そうなのですね💦パスワードは解けましたか?プロフからメッセージを送る、としていただければ、直接お教えできるのですが…💦方法を検討してみますね💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: 545ef390a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - またリクエスト失礼します、私あの甘々藤北が好きなんで藤北屋台のような、日常の話見てみたいです⚪︎良かったらお願いします (2023年3月8日 22時) (レス) @page50 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - そうなんです、特にオークラくんと薮くんには甘々であれは藤北担としては、妬いちゃいます、だからまひろさん仲良し藤北めっちゃ好きなんです (2023年3月8日 20時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まひろ | 作成日時:2022年4月23日 0時

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