再会-F-7 ページ13
みっくんと約束した日、
キャンパスのカフェテラスに俺を待つみっくんの姿があった
遠くからその様子を伺いながら、近付いて行くと、
「みっくーん」
女の子がみっくんの隣に座り、巻きついた
「おう、なんだよどうした?」
なんでもないことのようにその女の子のしたいようにさせているみっくんの周りに人が集まってくる
昔から人気者のみっくんの周りでは、いつも誰かが楽しそうに笑っている
女の子も、男も
太陽みたいに明るくて、いつも楽しそうなみっくん
少しはやんちゃもしたけど、俺はみっくんと比べたら人見知りの方で、大きなコミュニティの中にいるよりも、いつも2〜3人の親しい友達とつるんでいるようなタイプだった
しかも、休学していたみっくんは学年が違う
復学したばかりでこの人脈を築いているのは、面倒見の良いみっくんなら頷けるけれど、さすがだと感心して眺めていた
俺をみつけると、仲間たちに何かを言って手を上げ、立ち上がった
「太輔」
仲間たちの視線が俺に集まったので、どうして良いか分からずぺこっと頭を下げた
みっくんはいつも、どこにいても俺をすぐに見つけてくれる
それは、昔から俺に、自分でも気付かないほど、ほんの少しの優越感を与えていた
「…おまたせ」
「ぜんぜん、待ってないよ
大丈夫 おつかれさま」
「みっくんの方こそお疲れ様
授業、大変でしょ」
すると、少し何かを考えるようなちょっと、照れたような顔をして、
「…だなあ、今から単位たくさん取らないとだもんなあ」
心なしか赤い顔をして、言った
お茶行くか、とみっくんが言うので、話しながらキャンパスの外、桜並木の街路樹に沿ってぶらぶらと歩き出す
満開のピークを超えた桜はそれはそれで美しく、みっくんの頬を掠めて散って行くたくさんの花びらとみっくんの表情を、横目で盗み見た
すると、ちら、と俺と目が合ったみっくんが、
「…太輔は桜が似合うな」
なんて言うから、なんて答えたらいいのか分からなかった
俺も今、同じことを考えていたから
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まひろ(プロフ) - ちびさん» パスワードのお部屋は現在2箇所ございまして、そのパスワードが当て嵌まるのは『日常のひみつのふたり2』です。お入りいただけますように🙏 (2023年3月8日 22時) (レス) id: 545ef390a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - 大丈夫です、本当すみません、すぐ見に行くのでお知らせだけお願い出来たら、またやってみます、誕生日もあってるんですがね泣 (2023年3月8日 22時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - ちびさん» ちびさん、そうなのですね💦パスワードは解けましたか?プロフからメッセージを送る、としていただければ、直接お教えできるのですが…💦方法を検討してみますね💦 (2023年3月8日 22時) (レス) id: 545ef390a1 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - またリクエスト失礼します、私あの甘々藤北が好きなんで藤北屋台のような、日常の話見てみたいです⚪︎良かったらお願いします (2023年3月8日 22時) (レス) @page50 id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - そうなんです、特にオークラくんと薮くんには甘々であれは藤北担としては、妬いちゃいます、だからまひろさん仲良し藤北めっちゃ好きなんです (2023年3月8日 20時) (レス) id: ff59837987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まひろ | 作成日時:2022年4月23日 0時