【NARUTO】私の好きだった人(カカシ)

脱走 ページ46

二人とも出てくなんて…





いくら私のチャクラを何らかの術で吸いとったからって、舐められているのか。



あと、足にある違和感……


…痺れて動きを鈍くする毒かな。





確かにチャクラがなければ解毒出来ないし…
普通なら逃げられない、か。






それに、カブトに拐われてきたから…



きっとカブト以下の実力だと思われているに違いない。



ーーーそれも…腹立つわぁ。









「…とりあえず、大蛇丸とカブトがいないなら、このアジトをぶっ壊しますか!!」


幸い百豪の術のチャクラまでとられてないみたい。
…確かまだ大蛇丸も知らない術だしね。




百豪の術は額に長年をかけてチャクラを溜め続けることで、緊急時にはその大量のチャクラを利用することができるものだ。
綱手様は回復に使うが…


今回はそれを主に戦闘に使えばいいだけ!!



「陰封印・解!!」


チャクラを解放するとこんな感じか…


パワーがみなぎってる感じ…
ゲームで言う無敵状態だね!!







まずは解毒して…と。



「!!!!」



さっきから、チャクラを吸い取られていく…



この部屋自体が音忍のヨロイくんみたいにチャクラを吸いとれるようになってるみたい。





ーーーとりあえず殴る!







「…そおーれっ!!」



ドゴォォォオオン!!







*


とにかく部屋を開けては潰しまくる。



ドゴォォォオオン!!









*

君麻呂くんもいないし…
どうやらここは漫画では出てこないアジトのようだ…。

しかもトラップいっぱいで、地下もかなり深い。




ーーーチャクラのない私は…
鍵とトラップだけで逃げ出せないと思われてるってことだよね…??





腹立つなぁ…(笑)








てか、カカシ先輩やナルト達のこと以外で頭を使うのは面倒くさいな。



「っもう、全部ぶち壊して…終わり!!」



これは、
自分を舐めてきてる大蛇丸達への怒りと…
三代目達を救えなかったことへの八つ当たりも込めて…


私は天井に向かって力一杯殴りあげた。



そして…
けたたましい音とともに
外の光が天井から差し込む。


一ヶ月ぶりの外の光に目が眩んだ。

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