お説教?? ページ39
連れてこられたのは…
まさかのカカシ先輩宅。
え?え??
思考回路が再び終わりそうだ。
今、玄関なんだけど…カカシ先輩はこっちを向いてくれない。
カ「上がって。」
と勧められて上がると、
再び彼の部屋まで手を引かれた。
先輩は乱暴にドアを開けて入ると、私も引きずられるように、入っていった。
バタンとドアの音が響く。
薄暗い部屋の中で、顔も陰って、よく見えない。
いつもの先輩らしくない。
「…私、何か先輩にしましたか?」
思い切って原因を聞いてみることにする。
すると…
カ「…したよ。」
そう言って振り返った彼は、こっちに近づいてきて…
私は顔の見えない怖さに、思わず後ろに後ずさるんだけど、すぐ後ろはドアしかない。
ドアにぶつかって追い込まれた私を…
彼がグッと抱き締める。
「うへっ?!?///」
とても間抜けな声が出た。
最初は身長差により先輩の胸に
私の頭を抱え込む形だったが…
次第に先輩は自分の背を屈めて、
自身の顔を私の肩に置いた。
先輩の匂いと…
先輩の息づかいが近くに聞こえて…
心臓の音もドキドキじゃなくて…
ドッドッドッドッって感じだ!
カ「A…
…音の上忍やら…ガイやらに色目使いすぎよ。
…………俺を…妬かせないで。」
そんな彼の声が私の鼓膜を揺らした。
「…っっ!!//////」
先輩の声が…全てが…近すぎて…
何も考えられない……//
カ「今日のAは人を惹き付けすぎだ。
大蛇丸の件もあるし……これからやることばかりなのに…。
まったく、君が気になってしょうがない。」
「先輩…それって??…どういう意味で…」
もしかして…先輩の気になるって…//
カ「つまり、だ!
…これから特別任務では極力…男と喋るの禁止!
あと、もし医療忍術で治療とかしても、笑いかけたり、世話を焼きすぎるのもダメね。」
あ、いつものちょっとふざけたカカシ先輩に戻った…
「はい??…それは…難しいかと…。」
カ「…はい。約束して!」
スッと小指を出してくるカカシ先輩。
あれ?
この小指を絡める指切りって
こんなに迫力のあるものだっけ??
私はおずおずと小指を差し出すと…
巻き取られた。
カ「ゆーびきりげんまん。嘘ついたら針千本のーます。指切った!っと…
さぁ、これでよし!お説教終了!
…A!今日は一日中医療班の仕事で疲れたでしょ??…夜ご飯奢ってやるぞ!」
「???」←私
私はただただ困惑した。
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小鈴(プロフ) - おはなさん» この話の書き初めの時から、いつもありがとうございます!頑張ります! (2021年3月19日 7時) (レス) id: dbf90c2f99 (このIDを非表示/違反報告)
おはな - お疲れ様です!!!次も楽しみにしています!引き続き頑張ってくださいっ!! (2021年3月19日 0時) (レス) id: 5a212e6c2b (このIDを非表示/違反報告)
小鈴(プロフ) - 主にWJ系が大好きです!!すみません、お答えになっていますか?? (2021年3月18日 20時) (レス) id: dbf90c2f99 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか? (2021年3月18日 17時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
小鈴(プロフ) - コメントありがとうございます!!嬉しいです〜。ハイ!頑張りますね!! (2021年3月15日 15時) (レス) id: dbf90c2f99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小鈴 | 作成日時:2021年2月13日 22時