Knights the Phantom Thief 5 ページ14
それから数年後…。
二人がよく夜景を眺めていた敷地の墓に。
四人の影が並ぶ。
「全くもう…死んでからも世話を焼かすなんてほんと王様も大概にしてよねぇ〜これで幸せになってなかったら殴るからねぇ?」
「ンもう!泉ちゃんお墓の前で物騒よォ?」
「でも、その位の方が王さまも喜ぶんじゃないのぉ〜?終始騒がしい人だったし。ねぇ、スーちゃん?」
「そうですね…そう思います。leader、ありがとうございます」
微笑んだ末っ子の手から花束が手渡される。
赤、白、青の薔薇の花束。
赤は二人を導くように。
青は二人を祝福するように。
白は彼らを讃えて。
すると、屈んだ拍子になにかに気づく。
黄色とピンクのバラがそれぞれ四本ずつ。
しかし、こんなところに来る者はいない。
そう、そこで眠る二人を除いては。
花言葉は…『友情』そして、『幸福』
「あーあ、残念だったねセッちゃん。王さま幸せみたいだよ?殴る口実なくなっちゃったねぇ〜」
「チョ〜うざぁい!まあ、口実くらい見つけておいてあげるけどねぇ?」
その裏には。きっと。『みんな笑顔でハッピーエンドだねぇ。』なんて言葉が。隠れていたりいなかったり…
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作者名:ぽあぷるーじゅ。 | 作成日時:2017年8月13日 16時