バレンタイン☆ ページ46
｢…｣
晃牙が受け取った缶コーヒーを飲もうとして止まり、眺める。
｢どうしたの？｣
と尋ねたら舌打ちをされた。困って朔間先輩を見ると、なんだか口角が上がっているような気がした。
｢どうしたんじゃ、わんこや？｣
明らかに何かを察しているような朔間先輩の問いかけにキレる晃牙。だから犬扱いされるんだろうに。
｢…っるせーな！テメ〜にくれてやる！｣
と言ってコーヒーを朔間先輩に渡そうとするが
｢ほぉ？いいのかのう？｣
先輩が笑えば、やっぱやらねぇ！と叫んで何処かへ行ってしまった。
何が起きているんだい…？
頭にはてなはマークを浮かべていると朔間先輩が笑いながら
｢お主らは若くて純粋じゃのう…いいのう｣
なんていつにも増しておじいちゃんな発言をかましていた。
｢気になっておるじゃろう？教えてやらんでもないぞ♪｣
悪戯っぽく笑う先輩は。今日も日が短いのはそのためなのかと疑ってしまうほど闇に映えていた。
ごくり、と唾を飲む音が出る。聞いてはならないことを聞くような気がして、それでも気になるのが本能。
｢気になります…｣
意を決してそう言うと朔間先輩の顔が近づいて来て、耳元で止まる。
｢…じゃからじゃよ♪｣
その言葉を聞いた私は理解するのにかなりの時間を要しそれから、朔間先輩の顔を見ると楽しそうに微笑んでいた。
｢うっぁあ…う…｣
考えなしとは言われるけれども。
｢うー…嫌われちゃいましたかね……？｣
悩みながらやっと発した一言に朔間先輩が目を見開く。
そして笑いながら立ち上がってこちらに背を向けどこかへ行こうとしてしまう。
｢んなわけねぇーよ！｣
すると突然誰かのような口調になる、先輩。
一瞬びっくりして固まっていると彼は振り返り、手を差し伸べてくる。
｢ほれ、嬢ちゃん。猫もいなくなった事じゃし…わんこ探しにいこうかのう♪｣
気が付くと膝にいたはずの猫さんは居なくなっていた。
________
バレンタインと言うことでちょっと思いつきで書いてみましたが…手を出してはいけないジャンルだったような気が…
でも少し入れられなかった話をしたいのですが…(文才の限界ってやつです苦笑文才なんてなかった！)きっと最後の零さんで晃牙くんが真似してたってことに夢主ちゃんが気付くんじゃないかーなんて考えていた訳なんですが、寧ろ零さんが晃牙くんの真似をしてると思ってしまうのかも…(オチはありません)
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ぽあぷるーじゅ。(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 気が付きませんでした……ご指摘ありがとうございます！！(恐らく)直ったかと思います…！(そしてこんな駄作を読んでくださってありがとうございます！！) (2018年8月28日 23時) (
レス) id: 3a19c5fcff (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あの、多分ですけど(転校生)先輩っていうのの「(転校生)」の部分は何もいじってなければあんずちゃんの名前が入るんですよね…？えっと、何もいじってないですけど「(転校生)先輩」となっていたので、多分「あんず」って入力すればいいのかと… (2018年8月26日 13時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
ぽあぷるーじゅ。(プロフ) - 紅雨♪さん» コメントありがとうございます…！！！凄く嬉しいです…！完全趣味で書いていたのでそう言ってもらえて嬉しすぎて悶えてます((笑すごく元気とか勇気を貰えたので頑張りますね！(p`･ω･´q) (2018年1月27日 22時) (レス) id: 0bae9b1518 (このIDを非表示/違反報告)
紅雨♪(プロフ) - とても読みやすくて、面白い作品ですね。私、文才がないので憧れます。これからも更新頑張ってください！ (2018年1月27日 21時) (レス) id: 589f4ef947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽあぷるーじゅ。 | 作成日時：2017年6月20日 18時
