ピッポロピッポロ♪ ページ21
次なる目的地…それは。
「失礼します…!!」
「だあああ来んなって言っただろ!」
軽音楽部の部室です。
「あれAちゃん?やっほー久しぶり!」
ゆうたくんが少し驚いている。いつも悪戯されるから仕返したようで少しいい気分だったりする。
「あとついでに大神先輩もこんにちは〜!」
ひなたくんとゆうたくん、息ぴったりだな…さすが双子!
「ついでってなんだよ!先輩だぞ、敬え!」
「おお…桜城の嬢ちゃんや〜よく来たのう〜はて、今回はどんな用事なんじゃ?」
「実はですね…これを演奏して欲しくて…」
どれどれ…と私から楽譜を受け取って眺める朔間先輩。
「随分可愛らしい曲じゃのう…月永君にしては珍しい。」
「え、月永先輩の曲だってどうしてわかったんですか?!」
「この学院のことならなんでも知っておるぞ…。あと、我輩と月永くんはクラスメイトじゃからのう」
そうだったんだ…ていうか本当に先輩はキャラ濃いなぁ。その位じゃないとやっぱり芸能界で生き残るのは難しいのかもしれない。
「でもこの手の曲じゃったらわんこよりも葵くんたち向きじゃと思うのじゃが…どうじゃ、葵くんたち弾いてみてはくれんかのう?」
「ええーどうしよっかな〜」
だったら手段は選んでられない…よし。少し申し訳ない気もするけど!
「えっと、味はどちらも保証できませんが…クッキーとハバネロのスナックでどうでしょうか…?」
Ra*bitsのみんなが何が好きかわからなかったので色んなものを作っておいたのだ。役に立った。
確か、ひなたくんは甘党でゆうたくんは辛党だったはず!
「そこまで言われたら仕方ないよね!ゆうたくんやるよ!」
「えーアニキちょっと待ってよ!今日は俺がベースの日でしょ?!」
「いいじゃーん!」
なんだかんだ言いながら三十分もする頃には完璧に引きこなす二人。すごい…!
ポップで跳ねた音符が瞬いて星みたいに光を滲ませるような。月に向かって走り出しそうなのに、月のような静けさが入っているような。そこまで体現して演奏してくれた。本当にありがたい。
そして書き添えてくべきなのは、音の繊細なノリなどを指摘してくれたのは晃牙だったという事だ。驚いたが、とても嬉しかった。拙い言葉でした説明を音楽的センスと知識で補ってしかも教え方がわかりやすいらしい。
尤も、私は演奏なんてしたことがないので二人から聞いた話なのだが。
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ぽあぷるーじゅ。(プロフ) - 夢花(仮垢)さん» 気が付きませんでした……ご指摘ありがとうございます!!(恐らく)直ったかと思います…!(そしてこんな駄作を読んでくださってありがとうございます!!) (2018年8月28日 23時) (レス) id: 3a19c5fcff (このIDを非表示/違反報告)
夢花(仮垢) - あの、多分ですけど(転校生)先輩っていうのの「(転校生)」の部分は何もいじってなければあんずちゃんの名前が入るんですよね…?えっと、何もいじってないですけど「(転校生)先輩」となっていたので、多分「あんず」って入力すればいいのかと… (2018年8月26日 13時) (レス) id: 1ce7d18474 (このIDを非表示/違反報告)
ぽあぷるーじゅ。(プロフ) - 紅雨♪さん» コメントありがとうございます…!!!凄く嬉しいです…!完全趣味で書いていたのでそう言ってもらえて嬉しすぎて悶えてます((笑すごく元気とか勇気を貰えたので頑張りますね!(p`・ω・´q) (2018年1月27日 22時) (レス) id: 0bae9b1518 (このIDを非表示/違反報告)
紅雨♪(プロフ) - とても読みやすくて、面白い作品ですね。私、文才がないので憧れます。これからも更新頑張ってください! (2018年1月27日 21時) (レス) id: 589f4ef947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽあぷるーじゅ。 | 作成日時:2017年6月20日 18時