最弱シード 19 ページ20
Aside
家につくと買ってきた…いや、買ってもらったチョココロネを早速頬張る。
「ん、おいしい。」
私はそれから机に飾ってある写真を眺めた。
「この頃は幸せだったね。……お兄ちゃん。」
写真には笑顔の私と、私にお兄ちゃん、と呼ばれた人物が写っている。
でもさ、あの日から変わったんだよ。
今でも鮮明に思い出す、あの言葉。
"_____________。"
でもね、今ならお兄ちゃんが言ってたこと、なんとなくわかるよ。
だって僕も、
「同じ気持ちだよ。なんてね…また会いに行くね。」
僕はクスクスと笑って机に顔を伏せるようにして、目を閉じた。
眠るつもりはなかったのだが、いつの間にか時計の針は7を指している。
真っ暗だ…カーテン閉めないと…。
私はまだ眠い顔をパチンっと叩いた。
皆が本当の私を知ったら、きっと何もかも終わってしまう。
繕ってきた笑顔、感情、性格。
全てが剥がれたとき、私はどうなるのだろう。
「私の目的は人の精神を壊すこと、そして肉体的ダメージを与えること。でも、決して殺してはいけない。そうでしょ…?」
それでも私が、僕の時の快楽を、興奮を、あの匂いを求めているというのなら…
私は、
「…って、こんなこと考えて、私って何がしたいんだろ。」
「バカみたい。」
そう呟いた声は暗い部屋に消えていった。
作者から
話の内容、は?って思ってる方もいるかもですが、すみません。
これから段々と意味がわかっていくと思います。
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karin(プロフ) - 紅蘭さんコメントありがとうございます…!体までお気遣いいただき嬉しいです。これからも頑張って更新していきますね( *´艸) (2020年4月16日 11時) (レス) id: b082cdb3f7 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭 - 面白いですね!お体に気を付けて更新頑張ってください! (2020年4月16日 9時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
karin(プロフ) - りのくさん、コメントありがとうございます…!とっても嬉しいし、励みになります。近日中には新しいお話を書けると思うので待ってていただけると幸いです。更新停止にならないよう頑張りたいとおもいます…! (2020年4月5日 13時) (レス) id: b082cdb3f7 (このIDを非表示/違反報告)
りのく(プロフ) - 最後になりましたが、これからもどうかお体にお気をつけて、、ご自分のペースで執筆を頑張って下さいませ。長文失礼いたしました。 (2020年4月2日 18時) (レス) id: 64a00da7bd (このIDを非表示/違反報告)
りのく(プロフ) - 面白いです!雪星ちゃんがとっても可愛いです、最強シードとしての力を発揮するのが楽しみです!それと、霧野先輩がさらっと女の子扱いされてて、ですよねー、となりましたw私は無印イナイレの小説を書いているのですが、やっぱりGOもいいですね! (2020年4月2日 18時) (レス) id: 64a00da7bd (このIDを非表示/違反報告)
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