memory25〜霧野の能力覚醒!?〜 ページ29
アフロディの歌声に導かれるようにして、アタシらはとある公園へ辿り着いた。
この公園はいつも賑わいなく物静かな所なのだが…今日は何故か沢山の人で大賑わいになっていた。
この状況…絶対アフロディの『目を奪う』だろ…!もう確定じゃねえかコレ…!
アイツの力を打ち消す涼野がアタシらと一緒にいるから、能力が制御出来ていないんだろう。
だったらさっさとアイツらを回収しねえと…!
涼野「A、今能力は使えそうか?」
A「分かんねえ……けどやってやる!」
アタシは集中力を高め、自分の目に念じてみる。
発動しろ…発動しろ…『目で見通す』!!
するとその念が通じたのか、アタシの頭には沢山の人混みを見通して、アフロディと霧野の姿が入り込んできた。
A「いたぞ!アイツらはこの人混みの中央部にいる!」
涼野「了解。場所さえ分かれば後は……私たちメカクシ団のターンだ」
ニヤッと口角を上げた涼野が、能力を発動させるべくその目を赤く染める。
それは今まで見たことない位真っ赤に染まっていた。
恐らく半ば暴走気味のアフロディの能力を、完全に抑え込むつもりなんだろう。
涼野の能力『目を隠す』はあっという間にこの場全体を飲み込み…アフロディの能力『目を奪う』を完全に打ち消した。
『目を奪う』が打ち消された為、ここにいた沢山の人々は次々にこの公園から去って行く。
涼野「……メカクシ完了」
涼野がそう呟くと同時に、この場にいた人々全員が立ち去り、最後に残ったのは…倒れているアフロディと顔を真っ青にした霧野だった。
A「なッ……!?アフロディの奴倒れてんぞ!?」
涼野「恐らくは能力の使い過ぎで、かなりの体力を消費したんだろう。早い所回収するぞ」
神童「霧野ーーーッ!」
アタシらは大慌てで二人に駆け寄った。
そんなアタシらを、空で悠々と輝く月だけが眺めていた。
数分後…
アフロディ「……う、う〜ん?」
涼野「やっとお目覚めかアフロディ」
アフロディ「あれ……涼野くん?僕、一体……?」
A「どうやら能力の使い過ぎでオーバーヒートしたっぽいぞ」
アフロディ「あそっか……。って!?そうだ霧野くんはッ!?」
目覚めた直後にも関わらず、自分じゃなくて霧野の心配かよ…。
ホント優しいなコイツは…。
アタシがアフロディに霧野の方を指さすと、丁度霧野が月に向かって叫んでた。
霧野「絶対助けてやるからな、狩屋!」
その目を…深紅に染めてだが…。
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*彩葉*(プロフ) - 新アカウントでの夏色デイズです!! (2021年8月21日 17時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
*彩葉*(プロフ) - uranai.nosv.org/u.php/novel/mirai23791/ (2021年8月21日 17時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
*彩葉*(プロフ) - 諸事情ありましたが何とか復活しました!夏色デイズも別アカウントにはなりますが、改めて再開しようと思います!再開が始まったらお知らせします! (2021年8月21日 15時) (レス) id: d15a7c9b5b (このIDを非表示/違反報告)
虹月彩葉(プロフ) - スズヒさん» 毎日見て下さってありがとうございます!これからも更新を頑張ります! (2020年10月16日 23時) (レス) id: 69f63be817 (このIDを非表示/違反報告)
スズヒ - ほぼ毎日楽しみに見ています これからも頑張ってください! (2020年10月16日 20時) (レス) id: 266b669be4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹月彩葉 | 作成日時:2020年9月19日 19時