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《129》 ページ36

猿田「時間だ。ウォータイムが終わるまで続けるぞ!」

ヒカル「……はい!」

猿田「灰原、あそこから見てるといい。」

そう言って指した場所は、ギャラリー。
私にあそこから見てほしい、という事なのだろう。
私は狭い階段を上り、見下ろす。
ヒカル君と猿田先生の1対1の戦いが再開されていた。

猿田「甘い!」

ヒカル「ぐぁっ!?」

二度目。ヒカル君は脇腹に手を当てながらゆっくり立ち上がる。竹刀を握り締め、的確に狙う場所を定めようとしている。

猿田「何だ、かかってこい!」

拳に力を込めて、相手を惑わす様に静かに横移動。

ヒカル「やぁぁああああっ!!」

猿田「動きが遅い!」

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ドスッ…

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鈍い音とヒカル君の叫び声が重なり合い、彼は冷たい床に転がる。

なんか……見てられない______

思わず目を塞ぎたくなる。でもそれができないのはこの場を見届けたいという気持ちがあるからなのだろうか。

猿田「まだ時間はある!立て、星原!!」

ヒカル「くっ……」

攻めても押し返されるこの戦いに、プライドの高い彼が悔しがるのは当たり前だろう。感情の高ぶり、悔しさ、それを掛け合わせて攻め込んでも戦況はあまり変わってないように思えた。逆に彼が不利な状況に追い込まれてる感じだ。

____ヒカル君……これ以上続けたら、ヒカル君が……!

声に出そうとして、止めた。
これは彼が決心して挑んでいるもの。私が口出しする権利などさらさら無い。ただ見る事しかできない自分に腹が立った。

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猿田「これが最後の一戦だ。」

ヒカル「はい……」

肩で大きく息をしながら落とした竹刀を持って構える。

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この一戦も____勝てなかった。

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設定タグ:ダンボール戦機WARS , ダンウォ , 星原ヒカル   
作品ジャンル:アニメ
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籠。(プロフ) - 確かにwww (2013年11月23日 15時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル(プロフ) - 籠。さん» うぬww 新しい言葉www (2013年11月23日 7時) (レス) id: 46075e078c (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 昼寝ならぬ夕寝www (2013年11月22日 22時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル(プロフ) - 籠。さん» 帰って17時から今まで寝てたww (2013年11月22日 20時) (レス) id: 46075e078c (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 本当!?ありがとう!!!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2013年11月22日 18時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:籠。 | 作成日時:2013年11月14日 18時

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