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A「必殺ファンクション!」
『アタックファンクション、“蒼拳乱撃”』
取り敢えず、敵を蹴散らす。
アラタ君の方を見て、息を飲んだ。
____グルゼオンが彼の愛機を傷付けていたのだ。しかも動きが速い。目が追いつかない。
これは____オーバーロード……!
私はバル・スパロスを最大限に動かし、風魔手裏剣を発動させる。後方に何かが近づいてくるのにも気付かないまま。
アーム上部に亀裂が入る。恐らく、エゼルダームの生徒の一人と思われる者に。
そして______
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一瞬にして多量の電流が、コントロールポッド内を駆け巡る。
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A「いやぁぁぁぁあああああああああ!!!?」
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叫び声が響き渡り、私は気を失ってしまったのだった。
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A「ん……」
体中がズキズキする。痛いという範疇をもはや越えていた。
小さく目を動かしていると見慣れない風景が飛び込んできた。
病院、とかそこら辺の類だろうか。
辺りはしんと静まり返っていて、木々が時折、風に吹かれてかさかさと音をたてているだけだった。
ああ……そういえばウォータイム中に……やられたんだっけ?
天井をぼんやり見つめながら痛みが走る体をなるべく動かさないように寝ようかと考えていた時、扉の叩く音が聞こえた。入ってくる者は何も言わずに開く。
????「あ、起きてた?起こすつもりはなかったんだけど……」
申し訳なさそうに一輪の花を持って笑う、彼女がいた。
彼女____リオーネちゃんは持っている花を水の張っている花瓶を見つけたのかそこに挿した。
リオーネ「……僕じゃなくて、クラスメイトに変更させられちゃったんだ。その……爆破機。」
A「……そう。」
リオーネ「僕だと役に立たないから腹を立てたみたいだ。……僕は元々、設置もしないつもりだったのに。」
私から視線を外して言った。
リオーネ「じゃあ、僕は戻るね。」
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彼女は行ってしまったので私は眠りにつく事にした。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 確かにwww (2013年11月23日 15時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル(プロフ) - 籠。さん» うぬww 新しい言葉www (2013年11月23日 7時) (レス) id: 46075e078c (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 昼寝ならぬ夕寝www (2013年11月22日 22時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
魂魄ヒカル(プロフ) - 籠。さん» 帰って17時から今まで寝てたww (2013年11月22日 20時) (レス) id: 46075e078c (このIDを非表示/違反報告)
籠。(プロフ) - 魂魄ヒカルさん» 本当!?ありがとう!!!ヾ(@⌒ー⌒@)ノ (2013年11月22日 18時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作成日時:2013年11月14日 18時