海道先生は○○○○○○○の妹の大のお気に入りっ！【海道ジン】

噂の仮想国【4】 ページ32

私達があのLBXを見ている間に、ガウンタ・イゼルファーは近い範囲にはいなかった。

逃げましたわね！

あのバイオレットデビル……!!

それにしても……あれはロシウス側のものなのかしら……？

.

.

.

.

.


ｳｩｰｰｰｰｰ

.

.

.

.

.


『____本日のウォータイム、終了します。』

.

.

.

.

.


コントロールポッドが開く。
私達のLBXはあのまま、明日のウォータイムに引き継ぐのだろう。
私はスズネとカゲトラと一言も喋らずに教室に戻り、帰る仕度をした。

カゲトラ「……なあ、A。」

A「どうしましたの、カゲトラ？」

カゲトラ「やっぱり何でもない。」

A「ま、別に貴方がそう言うなら深入りはしませんわ。」

カゲトラ「でも、考えてみたら聞いてほし((ｶﾞﾗﾗｯ…

扉の開く音によって、言おうとしていた事が遮られた。
一瞬、彼から舌打ちのような音が聞こえたのは気のせいだと思いたい。

スズネ「なんや、タケルか。ん？辛気臭い顔しとんのは……何かあったん？」

タケル「……うん。」

スズネ「元気ないな……話してみ？」

タケル「分かった……僕らがここにいると誰かに聞かれそうだから帰りながらでも、ね？」

スズネ「ええで！……ほな、そこの二人!!」

カゲトラ「あ、ああ……」

ま、待って下さいスズネ……

わた、私の心臓が……

今、カゲトラに……キスされる直前でしたのよ!?///

いきなり、どうして強引に……？

スズネ「A!!」

A「え、ええ！」

彼が急に積極的になるのはまず、あり得ない。その前に何故、二人が気付かなかったのかが不思議だった。
取り敢えず、玄関まで来て靴に履き替えようとして、何かが奥にある事に気付く。それをひきずり出して、ごくりと唾を飲み込んでしまった。

____また、手紙……

スズネ「はよ帰るでぇ〜！」

A「ええ、待っててほしいですわ！」

何か嫌な予感がしますわ……

知りたくなかった事【1】→←噂の仮想国【3】

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す