番外編《10》[クリスマスver.] ページ48
その日の夜はクリスマスパーティーをした。今はその真っ最中。
ユノに黒い笑いで「クリスマス・イブなんだからA、この服着てね?」とか言われたら断れないので渋々、ひきうけた。
キヨカ「……似合い過ぎ。」
彼女に言われると現実みが帯びる。できれば、お世辞はやめてほしかったが。
私が着ているのはサンタクロースが着るような真っ赤な服に帽子とプラス、白いポンポン。女の子用はモミの実がついた白いふわふわの赤中心のケープ。スカートは膝よりちょっと上だった為、まだ大丈夫だった。
よかった……太腿までだったどうしようかと……
白いふわふわとモミの実が上部についた赤いブーツは正直言うと、くすぐったい。
ユノ「お似合いよ〜Aサンタ?」
彼女はにやにや笑っている。いつも思うが、彼女の考えている事はどうも読み取れない。
ユノ「はい。皆にこれ配ってね?」
再び黒い笑み。これを見る度に背筋に悪寒が駆け巡る。
A「プレゼント欲しい人〜!」
ユノ「……配ってね?」
彼女の黒いオーラに危機を感じた私は猛スピードで皆に配った。
ふぅ……疲れた……
ユノ「お疲れさん!」
A「ありがとう。」
ユノ「そういやさっき、ヒカルが貴方を呼んでたわよ?」
A「本当?どこにいるの……?」
ユノ「外にいるわ。」
A「了解〜。」
私は食堂を出た。
そこにはユノの言う通り、ヒカル君がいた。
ヒカル「……A。」
優しい微笑み。私は一瞬で彼に、“奪われた”。
____いや、思いもしなかった展開になる。
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チュッ______
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粉雪が散らつき始めた横で、小さなリップ音が鳴った。
ああ……///
私も恥ずかしかったが、彼はもっと顔を赤くしていた。
今年はいい、クリスマス・イブを迎えられたね……
もう、クリスマスになっちゃうけどね。
A「Merry Christmas.」
彼は驚いて私を見つめていたがしばらくして、
ヒカル「Merry Christmas……君もね。」
と返してくれたのだった。
−−−−−−−−−−
クリスマス番外編、やっと終わりました〜!
次からは普通にアニメの方に戻ります…あ、アニメ沿いもどきですね!!(*^o^*)←
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい!頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ(≧∇≦)これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時:2013年12月7日 17時