番外編《7》[クリスマスver.] ページ45
彼と来た時は必ず奥の席に入る。彼いわく、「目立たない」というのがいいらしい。彼はLBXバトルについては目だちたがり屋だと思われるが、私といる時は妙に一目につく事を苦手にしている。
私が、彼女だから……かな?
そんな事を声に出せない私がいた。
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?????「____俺のココア来た〜!」
???「ふふっ、ギンジロウのスペシャルココア、美味しそうでよく分からないです。」
声色からして含み笑いをしている事から察するにあまりギンジロウという男子の考えたココアはイマイチだと言っているようだ。
ギンジロウ「そりゃ〜俺の味は俺にしか分からないからな!」
少し開き直ったように言い捨てる彼。
の、飲んでみたいようで……飲みたくない……?
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ヒカル「……何してるんだ、A。」
ヒカル君が顔をしかめてこちらを見て言うものなので振り返る動作がぎこちなくなってしまった。
A「い、いや……なんか、スペシャルココアを飲んでみたいようで……」
ヒカル「やめておけ。それが変なものを入れていたものだったらどうする?」
ギンジロウ「____さっきから聞いてりゃなんなんだ!!」
???「ギンジロウ……怒り鎮めて……」
切れ長の目が常に笑っていて後ろに一つで束ねている女子と高い下駄を履いた髪型が特徴的な男子が私達の席にやって来た。彼女は焦っているようで、どう声を掛けるべきか悩んでいる。
ヒカル「はぁ……僕達はただ、君のココアに変なものでも入ってたらっていうもしもの話をしてたわけ。」
ギンジロウ「随分、言い訳がましいな。」
ヒカル「言い訳でもなんでも好きに解釈すればいいさ。」
やれやれ、といった感じで頬杖をつく彼。
ギンジロウ「くっ……!俺のココアを馬鹿にするには何年も早いぜ!!勝負だ!“星原ヒカル”!」
ヒカル「僕の名前を知っているのは当然か。」
ギンジロウ「同盟国だ。覚えていない方がおかしい。」
ヒカル「悪いが……ここではやめてもらいたい。」
ギンジロウ「どういう事だ!?」
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ヒカル「____するなら、談話室だ!」
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- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい!頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ(≧∇≦)これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時:2013年12月7日 17時