番外編《6》[ｸﾘｽﾏｽver.] ページ44
ヒカル「そうか。ありがたく受け取っておくよ。」
A「そうしてくれると嬉しいな。」
____ヒカル君が……笑った！
ただ、口元を緩めただけだったのだが、それでも大いに喜んだ。
彼に嬉しがってもらえるなんて事は数少ない。いつもポーカーフェイスなので余計分からない。
ヒカル「いいのか？本当に寒くないよな？」
A「大丈夫だって！私の方があったかい服装だし。」
ヒカル「……それも、そうかもな。」
不意に頬に冷たいものが当たった。それが上からなので空を仰いでみた。
A「____雪だ……！」
徐々に降る量は増え始める。地面には早くも積もり出した。この調子であれば明日はここ一帯、銀世界になるだろう。生まれてから今まで見る機会は稀だった為、凄く懐かしい感じだ。低めのヒールのブーツからは雪を踏み締めて歩く度、サクサクと音が鳴るのもこれまた新鮮だった。
ヒカル「神威島はあの国と比べて緑も多いし高緯度だからな。降るのは珍しくないが、ここまでとは思わなかったな……」
A「ヒカル君は……見た事あるんでしょ、雪は？」
ヒカル「……ある。だが僕の住んでいた所は降るだけで積もらなかった。」
A「それって、つまらないね。」
ヒカル「どうしてだ？」
A「雪合戦とか雪にまつわる遊び、した事ないって事だもん。」
ヒカル「雪合戦……？それは何だ？」
ああ……この時代の人達って、外よりも中でする事の多いLBXバトルにはまってるんだものね……
知ってるわけない、そう言おうとして口をつぐむ。
ヒカル「……あ、お父さんに聞いた事あった。ずっとLBXばかりだったから忘れていたみたいだ。」
ふっと彼は笑みを漏らす。
ヒカル「……さ、行こうか。雪も降ってきて気温も下がってる。中に入ろう。」
そう言って彼と一緒にスワロー内に入っていった。
.
.
.
.
.
中、あったかいや……
番外編《7》[ｸﾘｽﾏｽver.]→←番外編《5》[ｸﾘｽﾏｽver.]
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 6人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい！頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (
レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ（≧∇≦）これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：籠。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時：2013年12月7日 17時
