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番外編《5》[クリスマスver.] ページ43

キヨカ「ほら、A。ヒカルと楽しんできてね。」

彼女は微笑むと私を彼の前まで連れて行った。

ヒカル「……午前中はごめん。……行こうか。」

A「うんっ!」

勢いよく頷き過ぎた為か、彼に少々ひかれていたようだ。そんな事は気にしない。

ヒカル「どこから行くの?……一応、僕は彼氏だし、何か奢る。」

A「そんなっ!私が払うよ!」

ヒカル「いい。君はケーキの方もSC出したんだろ?」

A「う、うん……」

ヒカル「なら、僕にもやるべき事はさせてくれ。……まだ、コントロールポッド事件の時からお礼、してなかったわけだし……」

思ったよりも彼は負い目を感じていたらしい。彼の事だから気にしないのかと思っていた。

人は見た目で判断するべきじゃないって、こういう事だったのね。

嬉しさに顔が緩む。

A「……ヒカル君こそ、どこに行きたいの?」

ヒカル「君が決めてくれて構わない。」

この考え方が一番困るんだよなぁ……

A「ヒカル君の行きたい所でいいよ?」

ヒカル「そうか?……スワローへ行こう。」

A「オッケー!早速行こうか!!」

ありきたりだが、それが彼。
神威商店街は多くの生徒達が賑わっている。周りを見れば人、人、人。ここの所では大人よりも生徒の方が多いのではないか。あくまでも私から見た感想だが。

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ヒカル「……寒い。」

思えば彼はダウンコートだけでマフラーも手袋もない。私は手袋をはめた掌と首元を見て誰にも気付かれぬように小さく頷いた。

A「ヒカル君、はい。」

私は彼にマフラーを巻いてあげた。寒さを一番感じやすいところだろうし、なにより少しでも暖かくなる。私は薄茶のコートのフードについているもふもふの部分と手袋さえあれば平気なのだ。

ヒカル「すまない……Aだって寒いだろ?」

A「そんな事ないよ。ただ、ヒカル君には風邪をひいてほしくなかったし……」

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設定タグ:ダンボール戦機WARS , ダンウォ , 星原ヒカル   
作品ジャンル:アニメ
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい!頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ(≧∇≦)これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/  
作成日時:2013年12月7日 17時

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