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サクヤ「へぇ……それなら、僕達にも見せてよ!」
リンコ「私達ができるところなら手伝((カゲト「____ない……!!」……え?」
カゲト「お前らの手伝いなんていらない!!……ムラクさんのLBXをブレイクオーバーまで追い込んだからっていい気になるな!」
彼はそう言い放ち、その場を去った。カゲト君が突然、そんな事を言った為か、しばらくはサクヤ君、リンコちゃん、バネッサは放心状態だった。
カゲト君の気持ちを聞いたなら尚更だろう。元々仲間だった彼女、バネッサまでも驚いていたのはきっと、彼の心情を初めて知ったから。
バネッサ「カゲト……」
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私はそれを遠くから聞いていた。久し振りにムラクとお喋りしながら。
アラタ「どうしたんだ?」
不安そうにアラタ君が聞いてくる。私は「どうだろ。」と言って、カゲト君を見ていた。
プライド、傷つけられたみたいだね。あの顔から察するに。
ムラク「A、お前が慰めると俺がいらついてくるから……行くな。」
A「でも……って!何でムラクは私の事、彼女にしてんの!?」
ミハイル「あ、ムラク……そういえば、ムラクが言ってた好きな奴って……」
ムラク「ああ、幼馴染のこいつだ。華藤A。」
ミハイル「そう、だったのか……///」
何でミハイル君は顔赤いの!?
ムラク「……ミハイル?」
彼は黒い笑いを浮かべた。普段、見せない彼の一面を知った気がした。ぶるっと身震いする。
アラタ「言っておくけど、Aは俺の……俺のっ……///」
何でアラタ君まで顔赤くするの!?
???「……やめてくれ。Aが困ってる。」
無表情のままだが、ヒカル君がやって来て、私の手をひいた。そのまま食堂の外へ連れて行かれる。
ヒカル「……A、借りてくから。」
そう言って、彼と外へ出る形となってしまった。
手を掴まれたまま、連れて行かれた場所は、広大な海へと繋がる砂浜地帯。静かな寄せては引いていく波の音。夕焼けならもっと綺麗だろう。今の月夜に照らされた情景もなかなかいい。
何か話でもあるのかな……?
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ヒカル「____聞いてほしい事があるんだ。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい!頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ(≧∇≦)これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時:2013年12月7日 17時