検索窓
今日:22 hit、昨日:1 hit、合計:12,320 hit

《177》 ページ35

リオ「うん。Aちゃんと僕は姉妹だ。姉さんも、ね。」

また、笑う。
次の瞬間、私の脳内に夢で見た光景、それ以外の思い出が走馬灯のように駆け巡り出したのだ。

____これは……私の、本当の過去……!

リオ「……思い出してくれた?Aちゃんには本当の記憶を戻しておこうと思って。」

A「全てが偽りのない記憶……」

リオ「そうだよ。君の姉がシロアだという事も、ユウヤ君が義兄だった事も、そして……僕が色々な人の記憶を書き換えてきた事も、ね。」

彼女の最後の一言は悲しそうに聞こえた。

A「……そんな事ない。記憶を書き換えてきただけでそんな悲しまなくていいんだよ?」

一言一言に熱が帯びる。鼻につんとした痛みが襲う。視界はとうとう霞み出した。

ああ、私、泣いてる……

A「リオちゃんは、悪くない!君は……皆に愛されてるんだから。」

精一杯の笑顔で彼女に訴えかける。心、そのものに。

リオ「本当に、そう思ってくれてるの……?」

声を震わせて、見渡し始めた。私以外の彼、彼女らを。私達は無言でリオちゃんを見つめて静かに頷いた。不意に彼女から「よかった……」という呟きが聞こえてきた。

バネッサ「なーに、改まってんだ!同じ仮想国なら皆、仲間だろ?」

彼女がやって来て、リオちゃんの背中を強く叩いた。

リオ「ありがとう、バネッサちゃん。」

バネッサ「“ちゃん”付けは気が狂う。この際だから、女子全員、呼び捨てにしようぜ!」

ユノ「賛成〜!」

ハナコ「私も……!」

キヨカ「リオ、またよろしくね。」

リオ「うん!皆、ありがとう!!」

A「私も!私もリオって呼ぶっ!!」

.

.

.

.

.


女子組は、きゃっきゃっわいわい楽しく会話をしだしたのだった。

《178》→←《176》


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.5/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
6人がお気に入り
設定タグ:ダンボール戦機WARS , ダンウォ , 星原ヒカル   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい!頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ(≧∇≦)これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/  
作成日時:2013年12月7日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。