《165》 ページ23
コントロールポッドルームから出た私達は、寮へ帰る為に下駄箱で押し合いへし合いをしていた。そんな事しなくても時間はまだあるというのに。
A「ねえ、ユノ〜？」
ユノ「なぁに？」
A「……5時30分にかもめ公園ね。」
ユノ「もしやもしや……スズネ、告白するの!?」
A「そうだよ！」
ユノ「じゃあ____見張りね……！」
急ににやりと笑う彼女。もう、企んでいる事は一目で分かる。
ユノ「行くわよ。先回りしてね！」
A「うん？……ちょっと、痛い！」
ユノ「かもめ公園へレッツゴー!!」
駄目だ……ユノ、聞いてない。
肩を落としながらも腕は引っ張られていく。強引過ぎて痛いのこのうえない。
そんなこんなで予定よりも30分早くにかもめ公園へ着いた。
A「……ユノ、これはいくらなんでも早過ぎじゃ……？」
ユノ「張り込みに時間は関係ないわ。待つのみ待つのみ！」
あきらかにこれから起こる事に愉快そうである。私が告白する時、される時もこんな感じで見られてしまうのだろうか。
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30分後______
来た。カゲトラ君とスズネちゃんのお出ましである。
スズネちゃんはもう、顔を赤くさせていた。いつもは強気だが照れる時もある。だからこそ、カゲトラ君に伝えにくかったのだろう。
ユノ「……何言ってるのか全然聞こえないわね。……ここ、結構近いのにー。」
____えっ!?
ばれたらおしまいじゃん！特にカゲトラ君に!!
今は彼女が小声だったから大丈夫だが、私が大声を出してしまうかもしれない。
ユノ「A、スズネは大丈夫だから帰ろうか。……うまくいってるみたいだし！」
彼女の喜ぶ声を聞いてスズネちゃん達の方を見た。仲良く手を繋いでいる。
____よし、後で冷やかしに行こっと。
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい！頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (
レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ（≧∇≦）これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：籠。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時：2013年12月7日 17時
