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私も愛機を陰に移動させる。そこに大きいライフルを構えたDCオフェンサーに会った。
???『あ、Aちゃん!』
無線越しにノゾミちゃんの声が聞こえた。だとすると、この機体は彼女のものであり、第5小隊が近くにいる事を示すものでもあるわけだ。
ノゾミ『今から、撃ってくるわね!』
言い終わらないうちに陰から飛び出していき、向こうのビルにいるアラビスタの一人の機体をブレイクオーバーさせようと狙いを定め、撃った。運悪く、当たるどころかビルの一部に当たり、気付かれてしまった。必死で私の所に帰ってくるも、機体には電流がほとばしっている。
ノゾミ『……タダシ、やっぱり貴方じゃないと無理みたい。』
タダシ『俺は……ライフルを捨てたんだ。』
ノゾミ『お願いタダシ!皆を助けないと!!』
一生懸命の懇願。彼は中々、うんとも言ってくれない。
カイト『君は……いつまで過去の事をひきずってるんだ!』
カイト君がついに怒り出した。隊員を思って言ってるのであろう。声が、本気だった。
ノゾミ『お願い!!』
ブンタ『俺からも頼むぜ!お願いだ!タダシ!!』
A「私からも!お願いします!!」
タダシ君もライフルを地面から取ろうとするのだがためらっている。そして、拾い上げて、言った。
タダシ『____ここは俺に任せろ!』
全-タダシ『了解!』
A「でも私はタダシ君を援護するわ!いいよね?」
タダシ『ああ!』
彼と私で陰に潜んでいるアラビスタ軍を順調にブレイクオーバーさせていった。
____タダシ君……君はライフルを持つべき者だよ。
誰かが自分の過去を振り切る事は難しい。それでも彼は乗り越えたのだ。
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ウゥーーーーー…
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ウォータイム終了のサイレンがこの時だけ、微笑ましく思えた。
ジェノックは確実に強くなっていってる……!
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい!頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ(≧∇≦)これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:籠。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時:2013年12月7日 17時