灰原ユウヤの義妹は女好き系美少女でした。[part4]【ダンボール戦機WARS】

《163》 ページ21

ｳｩｰｰｰｰｰ…

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『5．4．3．2．1……ウォータイム開始』

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クラフトキャリアを移動させる準備を整えておいたから落ち着けば、大丈夫だ。

A「クラフトキャリア、発進！」

2機とも着地準備に入る。

A「降下開始！」

ユノ『よーし、私も！降下開始!!』

ミューゼ・リリィを着地させるやいなや低空飛行でビルの陰へ。

ユノ『ちょっと〜おいてかないでよ！』

ドットフェイサーも私のあとに続く。彼女の扱いの慣れなのか疾走もお手のものだ。

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ｶﾞｼｬﾝ…ｶﾞｼｬﾝ…

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ユノ『何か音がするわね？』

ドットフェイサーが外へ顔を向ける。一瞬でこちらに戻した。

ユノ『アラビスタ……しかも、“ホワイトフォックス”……！』

A「“ホワイトフォックス”……!?」

アラビスタのスナイパーの異名。そういえば、知られていた気がする。

ユノ『A、気を付けてね！私、移動するわ。』

A「あっ、ちょっ……ユノ待って!!」

彼女の扱うドットフェイサーを追い掛け、ビルの頂上。

さすがユノだね……アラタ君じゃ操作の不慣れが露わになりそうな動きさせてるもん……

ビルの屋上へ這い上がったり、ランスを的確に使ったり。彼女の長年の慣れだという事は一目瞭然だろう。

A「ユノぉぉ……」

彼女がどこへ向かったのか見失ってしまった。頂上で見渡してみるものの、下には“ホワイトフォックス”と呼ばれるスナイパーの操るLBXとアラビスタの連れのみ。

ユノはどこよぅ……

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ﾊﾞﾝｯ

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____危なっ!!

危機一髪でミューゼ・リリィを銃弾から守った。すれすれの状態だったがまた何発も私のLBX目掛けて飛ばしてくる。

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くっ……あっちのビルの陰にいたのね!?

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