《161》 ページ19
日暮「……ああ、鹿島と灰原か。これはどういう事だ？」
ユノ「これは……その……」
日暮先生に聞かれて彼女は口ごもる。無理もない。いつ症状が悪化したなど、本人以外に分かるわけがないからだ。
日暮「まあ、取り敢えず灰原はウォータイムまで寝てろ。ウォータイムには出なければならないからな。」
A「どういう意味ですか……？」
ベッドを指差して寝ろ、と催促する先生に渋々従い、布団に潜り込んだ際、聞いてみた。
日暮「____別に深い意味はないが。お前がウォータイムに出たそうな顔をしていた事は確かだ。」
無表情を崩さない先生は白衣のポケットから何やら取り出してベッドの上に投げてきた。上にのっていたのは、チョコレート。
日暮「もしかしたら、貧血かと思ってな。昨日は食べてないし、時々、夕食を抜かす事は多いんだろう？」
A「おっしゃる通りです……」
日暮「自覚してるならそのチョコを食べろ。」
A「はい……」
銀紙を外していく。この作業には見覚えがあった。
____あの時の……
アラタ君がオーバーロードを覚醒させた時もこのチョコレートだった。
関連性はかなりない。
端を一口囓ってチョコを眺めてから全て食べ終えた。それから、眠りにつく。
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ウォータイム前______
ちょうど、まだ昼休み中に目を覚ました。寝たからなのか、頭痛はおさまっていた。
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日暮「起きたか。……行ってこい。」
A「はい！」
日暮先生に礼をしてから保健室から出た。
掛け時計を見ると後5分でウォータイムの時間帯だった。
教室に入る。途端に私の周りに生徒が群がってきた。
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今まで病人だったのに……勘弁してほしい……
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籠。(プロフ) - 霧川☆五月さん» ありがとうございます!!!(*^o^*)はい！頑張りますね♪ (2013年12月13日 17時) (
レス) id: aa3c000fde (このIDを非表示/違反報告)
霧川☆五月 - 面白いですねっ（≧∇≦）これからもがんばってください。 (2013年12月13日 14時) (レス) id: 7107ecde6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：籠。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rou/
作成日時：2013年12月7日 17時
