act 2 ページ2
ヒーローside
夕食の席で派手にやらかしたから、タダでは済まないと思ってたけど、まさかあの箱入りお嬢様が家出するとはね〜。
てか女のカッコのままで夜道を歩いてたら危ないって！
ホントしょうがないんだから…
私は使用人の控え室から男物の服を二人分失敬すると、心配半分好奇心半分でケントリス様の後を追う事にした。
『真っ暗で怖いわ…やっぱり家に…やだ、私の意気地なし！』
ふふっ、脅かしちゃおっかな。
「わあっ！」
『キャーー！…ん、むむむっ！』
ケントリス様ったら想像以上に騒ぐから思わず口を両手で抑える。
「ばっ、バカっ！騒ぎすぎっ！私ですよ、ヒーロー！」
『ヒーローっ！もうっ、びっくりさせないでよぉ〜！暗くて怖くて心細かったんだからぁ…グスッ…』
脅かしてごめんなさいって、ケントリス様を抱き締めた。
私は侍女のヒーロー。
ケントリス様とは幼い頃からずっと一緒に育った。
使用人と主人の関係だけど、二人は歳も近いせいかとっても仲良しで、姉妹のようだと周りは言う。
『で、なんでヒーローはここに？』
「決まってるじゃない、ケントリス様が心配で…」
『…ヒーロー、顔が笑ってる』
あ、バレたか(笑)
そうそう、そんな事より…
「そんなカッコじゃ襲ってくれって言ってるようなもの。これ着て変装しましょう」
『…って、ヒーローも一緒に来てくれるの？！嬉しい！一人じゃやっぱり寂しくて…』
涙ぐみながらもかわいい笑顔でわたしを見つめるケントリス様…
こんな純真な子を一人で放っておける訳ないよね。
手早く男物の服に着替えを済ませると、ケントリス様にたずねた。
「ところで、ケントリス様はどこに行くつもりだったの？」
『…実は…何にも考えないで出てきちゃったんだけど…行ってみたい所があるの』
とケントリス様が指差した先にあったのは…
妖精が願いを叶えてくれるという、伝説の森だった…
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ろざーな(プロフ) - おさるさん» シェークスピア劇は何度か舞台も観に行った事がありますが、本当に楽しいですよね♪ 特にオールメールの舞台はBL好きの欲望も満たしてくれるしｗｗｗ 蜷川さん、ぜひ千ちゃんを使ってください！ｗ これからもどうぞよろしくお願いいたします（＾＾） (2015年5月15日 0時) (
レス) id: 38293e7a08 (このIDを非表示/違反報告)
ろざーな(プロフ) - あおさん» 初夜にはやっぱり特別なナイトウェアでしょ！って事で書きました♪ 今ちょっと煮詰まってる「感じるままに輝いて」をお休みしてこの作品でガス抜きしたので、また再開します♪ これからもよろしくお願いいたします！ (2015年5月15日 0時) (レス) id: 38293e7a08 (このIDを非表示/違反報告)
おさる(プロフ) - 祝完結☆大団円〜♪。みんなが幸せになってよかったよかった( *´艸｀)沙翁の喜劇作品は楽しいものが多いですよね〜。千ちゃんは特に似合いそうなんで、舞台お仕事期待してしまいました。楽しいお話ありがとうございました。ほかのニカ千話も楽しみです(^▽^;) (2015年5月14日 22時) (レス) id: 465d561bf6 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 完結お疲れさまでした☆それぞれの初夜が可愛いくてニマニマしながら読みました♪♪みんなキスブサのナイトウェアと絡んでて楽しかったです(*^^*)終わっちゃうのは寂しいですが、他の作品も楽しみにしています(^^) (2015年5月14日 21時) (レス) id: 6271d312ac (このIDを非表示/違反報告)
ろざーな(プロフ) - あおさん» センガー領主様もかねてからヒーローの事を可愛い娘のように思っていたのでした(^^) この物語はさすがにこれ以上は延ばせないので、本編は終わります。楽しみにしていただいてたのにごめんなさい>_< 一応ミニミニ初夜話は書こうかと思ってます(^^) (2015年5月13日 17時) (レス) id: efb88c3ad2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろざーな | 作成日時：2015年5月2日 20時
