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〜吉良side〜
腕時計を見て１５時半を過ぎているのを確認して、私はキーボードを打っていた手を止めた。
「そろそろだな」
予想通り持っていたスマートフォンにAからのメッセージが届いたのを確認して身支度を始めた。家にずっと居るままだと身体に良くないので、散歩がてらAを学校まで迎えに行くことが今の私の日課になっている。Aは私に『恥ずかしいし毎日大変だから別にいい』と言ってくるが、そうはいかない。出来る限り私が傍に居てやらないと･･･Aはまた変な事故に巻き込まれたりする可能性もあるからな。
家を出て鍵を閉めて外へと歩き出した。『ママが使っていた鍵だけど』と渡された家の鍵には、Aの鍵についているものと同じアニメに出て来るキャラクターのキーカバーがついている。私が持つには幼すぎるデザインなので外して使おうかと思ったが、Aも似たようなものをつけていて、『このネコはわたしのちいかわちゃんとセットなんです！だからそのままつけておいてあげてください！』とかワケのわからないことを言って外そうとしたら何故か渋られたので仕方なくそのままにしている。そもそも私は「ちいかわちゃん」とは何なのかすら知らないが･･･AにはAのこだわりや母親と一緒に使っていたという思い出もあるのだろうと思い譲歩してやった
外へ出て少し歩いた所で、Aの学校が見えてきた。いつも通り校門の横でカバンを持って私を待っているAの姿が見えた。よし、今日もちゃんと待っているな。
『吉良吉影さん！』
私の姿に気付いたAが飼い主を見つけた犬のように駆け寄って来た。きっとAは犬だとしてもあまり賢くなくて頭も弱いのだろう。などと変な想像をしてしまって少し笑いそうになった。少しニヤけてしまった私の顔を見て、Aは疑問を浮かべたような顔をして、私の顔を覗き込んだ。
『なんかニヤけてますね･･･何かロクでもないこと考えてそう･･･』
Aの言葉に思わずまたニヤけてしまった
「君は駄犬と見せかけてこういう時だけはやけにカンがいいんだな」
『だ、誰が駄犬ですか！し、失礼な！わたしが犬だとしたら名犬ヨッシーですよ！』
「それを言うならラッシーだろう･･･そういう所が駄犬なんだよ、君は」
ぐぬぬといった顔をして黙り込んだAの手を引いて、いつも通り夕食の食材を買いに駅近くのスーパーへ歩き出した。
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過保護気味になりつつある吉良さん(無自覚)
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ロロロとラララ(プロフ) - サナさん» 吉良吉影さんのツンデレアタックがどうなるのかですね🤔笑笑 よかったら、3も出来てるので見に来てくれると嬉しいですよ😊 (9月23日 12時) (
レス) id: d19b83efdc (このIDを非表示/違反報告)
サナ - ロロロとラララさん» 絶っ対可愛いよ！見てみたいなぁ❤️夢主ちゃん、やっと吉良さんのことを意識し始めたね!!!どぉなるのか楽しみだ!!! (9月21日 20時) (レス) id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
ロロロとラララ(プロフ) - サナさん» サナさん、お久ですー 吉良さん予想外のどストレートなアプローチ？脅迫？にどうするんですかねー(何故か他人事←) 夢主さんはからかったら、きっと拗ねますね……笑笑 そしてしょっぱい反撃をすると思います。笑 (9月18日 13時) (レス) id: d19b83efdc (このIDを非表示/違反報告)
サナ - 誰か救急車を呼んで!!!私、今にも尊死しちゃいそうなの!!!日々の疲れが、取れていくわぁ(*´∇｀*) 顔真っ赤な夢主ちゃん…見てみたい!!!多分、夢主ちゃんは照れる言葉をずっと言ってからかってたら、怒っちゃうんだろおな(^ー^) (9月18日 9時) (レス) @page50 id: 8678ad65e9 (このIDを非表示/違反報告)
ロロロとラララ(プロフ) - サナさん» サナさん、お返事遅れて申し訳ありません。宿題ファイトでございますッ！吉良さん……デレがなかなか上手く描けず苦戦中です…笑 (9月14日 23時) (レス) id: d19b83efdc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ロロロとラララ | 作成日時：2023年8月25日 13時
