転生したら異世界だった件【転スラ】 (ページ30)

今日:10 hit、昨日:7 hit、合計:45,016 hit

27話紹介と会議ページ30

シオンの短期をどう治すか考え込んでいると話しは進み、いつの間にか黒狼はガビルを倒し、リザードマンの使者は帰っていった。
それと入れ替わりでソウエイが戻ってきた。
どうやら偵察に行ってたそうだ。
リムルは丁度良いと思ったのか皆を集めて会議を行うといった。
その際に改めて僕達の自己紹介もすると。

会議に集まったのは総勢15人。
会議が始まる。

「さて、報告を聞く前に、改めてお前達に紹介したい奴らがいる。ケン頼む。」

リムルの言葉に、僕は自己紹介を始めた。

「改めまして、シオンの兄のケンです。こっちは…」

「ケン様の”お世話係”のレイラですわ。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。」

「主様の従者の蒼熾です。不束者ですがよろしくお願いします。」

レイラは優美に、蒼熾は丁寧に挨拶する。
見た感じ第一印象はそんなに悪くないだろう。
レイラの発言に一部引いている者達がいる様に見えるが、きっと気のせいだろう！

「ていうことで、皆よろしくしてやってくれ！じゃあ、ソウエイ報告を頼む！」

一言で締めくくられ、次はソウエイの報告が始まる。
一つ目、ゴブリンの村々はリザードマンの傘下に加わった。その数はおおよそ七千名。
かなりの数だ。
少しは頭が回るみたいだが、ゴブリンの貯め込んでいた食糧等を全て持ち出したらしい。
オークに勝てても、時期飢えて死者が続出するだろう。
この町も人事ではないけれど、僕やレイラがいるからいざという時はどうにでも出来る。
少し町に被害が及ぶかもしれないので、そこは考え物だが。

次に、湿地帯についての話しが始まる。
そこはリザードマンの首領が戦士を取り纏め、1万程度の軍を組織している。
食糧は湖の魚を捕獲する事により、豊富に用意している様子。
住処に立て籠もって、オークを各個撃破する構えを取っているそうだ。

最後にオークの進軍状況。
オーク軍の数は……なんとその数20万⁉

「はあ？20万！！？？」

その数に驚いて、リムルが思わず声を出す。
先日聞いた里の襲撃時のオークの数は1万程度と聞いていたが………。

「俺達の里を襲撃したのは一部だった、という事か？」

「そうだ。調べて見て判明した。奴らの総数は20万！南から比較的広い侵攻ルートを通り、湿地帯を目指している。」

「ソウエイ、地図みたいなモノって何かあるのか？」

「地図、とは、何ですか？」

「え？」

「「………？？？」」

そういえば、ここの世界では地図は軍事機密だったりしたような……。