好きとはなんでしょう？ KZ恋愛日記

電話と事件 ページ42

突然言われたたくさんの言葉に私は大混乱！

急過ぎるし...

まず、一番の疑問は...

な、なんでっ！私...？

そう！これだよ！

「いや、おまえしかいねーだろ」

お、おまえしかいな...い？

「それっ、どうゆう」

そこまで言った時だった。

電話越しに苦しそうなせき込みが聞こえ出したの。

えっ...

ちょ、上杉君？

大丈夫？と声をかけようと思って口を開いた瞬間！

ばたっという大きな音が聞こえた。

もしかして...

倒れてる！？

「う、上杉君...？」

おそるおそる声をかけるけど返事はなく、でも助けも呼べないし！

と、とりあえず救急車！

あ、でも今上杉君がどこにいるか分かんない！

わああ！どうしよう！

い、一旦電話切らなきゃ。

そう思って通話終了ボタンにてをかけた瞬間！

「おっとまだ電話は切らないでね、アーヤ」

黒木君！

なんと黒木君が電話にまた出てくれた。

そういえばトイレに行くとかそんな会話が聞こえたような。

っていうか！

「上杉君はっ！大丈夫なの！？」

「うーん、結構な熱だね。動悸も早いし...ま、それは違う意味でかもしれないけど。」

違う意味？

「んー、ま、アーヤにはわからないかな」

そしてクスッと笑われた私はなんだかバカにされた気分。

むー、教えてよ！

「又機会があったらね。今はこいつ、家の病院まで送らなきゃだし。」

そ、そうだよね。

気をつけて。

「ん。ありがと...それにしてもあの上杉への心配の仕方は若武も美門も俺も妬いちゃうなぁ。」

へっ！？

「ち、違うの！あれは」

そこまでで電話は切られてしまった。

ど、どうしよ...

黒木君にばれたかも！

☆

黒木君は上杉君の親友？っぽいから上杉君に言っちゃうかもしれないし...

でもさすがに大人だし、優しいから言わないかな？

あああ！もう最悪だぁ。

どうしよう？

そんなことを思いながら眠った翌翌日。

今日は祝日だし、秀明も休みだから黒木君に電話をかけてみることにした。

あんまりでないんだよなぁ、でも。

まあだめもとでかけてみる。

すると！

なんと珍しいことに黒木君が割とすぐに出てくれた。

「おはよう、アーヤ。上杉先生の件についてかな？」

う、うん．．．

いろいろありすぎてどの件だかはわからないけど。

「上杉はおそらくストレス性の風邪。」

インフルエンザとかではないいんだね、ほっ。

安心していた矢先！なんと黒木君から驚きの一言が飛び出た。

「もしかして、アーヤ上杉にデートに誘われた？」

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