episode5 ページ7
「誰だ!?」
「どこどこ!?」
そこに表示された人とは…
『(一条ルリリ…可愛い…けど合成にも思えるなぁ…)』
男の人が熱心に語った。
マ「おやおや詳しいですね そうです……
アナタの隣にいる人ですよ」
「え?」
『(やっぱり合成……)』
マ「一条ルリリ 本名 一条ゆり子 あと21じゃなく28歳 これが本当の彼女です」
「えええええええ!?嘘だろ!?俺大ファンだったのに」
マ「実物はご覧の通りの残念な姿ですよ!メイクで化けた上に加工修正しまくって殆ど原形残ってませんよ!!」
ヒソヒソと悪口を言っている。
マ「見て下さい!!この違い!!
ファ〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
一条「な…何よっ写真加工なんて…別に私だけじゃない…皆やってる事…えっ…」
マ「おやおや…本当の姿がバレてフォロワーが減り始めた様ですね」
アタル「おいおい…このままだと…あの人…」
『…直ぐにホイホイ態度変えて…本当に裏切ってるのは君達だよね(…そろそろ助け舟を出す…)』ボソッ
マ「しっかしそんな架空の存在を好きになってた人もバカですよね〜 命かかってたのに
フォロー解除も当然 アナタは自分を信じてくれた人達を騙してたんですから」
一条「わ…私は…」
マ「とんでもない自己中自意識過剰女ですね〜 それにしてもアナタ
そんなに自分偽って生きて本当に楽しいんですか?」
アタル「…っ…」『あっちょっといいですか?
』
マ「…ファッ…!?」
アタル「!?」
一条「…!?」
マ「…何なんですか…一体」
『私が思った事を言うだけだけどね
別に自分を綺麗に見せようと思う事は悪くないと思うんだよね
努力の化身で美しいと思う
私にはそんな力無いから
他の人達だってそうでしょ?どうせなら可愛く…どうせならイケメンに…』
あっ…!あんまり目立たない様にって思ってたのに…フォローし過ぎた…
でも悔いはあんまり無いや…
「ハハ…努力も度超えると詐欺だよな…」
「修正ってレベルじゃねー工事だよ工事…」
アタル「あ…あのなあんたらにはわからないかもしれないけどさ自分すら偽らないとやっていけない時だってあんですよ!!
今これを見てる一条ルリリファンの人達!!皆さん…本当に彼女の見た目だけを好きになったんですか!?
彼女の普段の生活や頑張っている姿…ファンに投げかける言葉の一つ一つに…
少なからず心を動かされてファンになった…そんな人だって居るんじゃないんですか!?」
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作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時