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episode42 ページ44

ユウマ「オレは昨日現実にいる彼女…いや元カノに連絡取ったけど…あやめちゃんは兄貴に連絡した!?」


あやめは首を振る。


ユウマ「電話…してみようぜ そんなに恋しいなら声だけでも__」


あやめ「ダメぇっ!!だって…だってお兄ちゃんあたしのフォロー外したんだよ!?あたしの事なんて…もう…もう…!!」


『…大丈夫だよあやめちゃん 一応かけてみるだけかけてみよう…』





____






電話



「__も…もしもし…あやめか!?ああ…お兄ちゃんだよ!!

___…あやめの体はマーブルの格好をした奴が攫っていったよ…すまない もちろん…お兄ちゃん必死で抵抗したんだぞ!?でも…スキをつかれて……チクショウッ

___え?…馬鹿野郎!オレがお前を嫌う訳ないだろ!!今もあやめ…お前を思い出してた所だよ…!!」


あやめ「___…お兄ちゃん…!あたしも…お兄ちゃんの事…」


ユウマ「……あ〜〜 あやめちゃんちょい変わって

もしもしお兄さんっスか あやめちゃんもうアンタの事大ッッ嫌いだそうです

あとその…へへへ 今ボクらどこに居るかとゆーと あやめちゃんともう1人女の子と同じベッドの上に居ます!!んじゃ」


『ユウマ君…結構思い切ったね…』


あやめ「ばかぁあ〜〜〜〜っ!!

あんたねぇっ冗談でもっやっていい事と悪い事がっ」


ユウマ「これでいいんだ!アニキとか現実の事であんなにメンタルが乱されるくらいならっ」


『いっその事断ち切った方が良いんだ

愛が足枷になり、動けなくなってしまったらそれこそ絶望的だから

これからもまだまだ難関は続くよ 現に今だって…』


あやめ「逆効果よ!!あたし…アンタらが思ってる以上にスーパーかまってちゃんなんだから…!!

からっぽだもん…依存出来る相手が居ないと…あたし…あたし…」


ユウマ「……じゃあ__これからは

オレに依存すればいいじゃん!」


ユウマ君のその姿は希望の塊だった。


あやめ「誰が…あんた何か…__」スースー


ユウマ「今度こそ寝た…か…えーっとあやめちゃん?次…オレが寝る番なんですけど…」


『ユウマ君も寝てて良いよ 次は私が見ておくから それに君にはとても感謝してるからね

はい、寝ててね』


ユウマ「え?あ、うん…ありがとう…」


そう言うとユウマ君も熟睡し始めた。


『さて…そろそろ…かな…』


私はフードを被り直し、アイツを探しに出掛けた。


『(君達の希望…試させてもらうね…)』







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作者名:OGー© | 作成日時:2018年3月27日 18時

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