ついてけない！？こんな日常V２ (ページ26)

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殴り合いスタートページ26

昨日、あんな事を言ってしまい、今更後悔するA。

「ああ・・どうしよう・・今日みんなどうすんだろう・・殴り合いに参加するのかな・・」

Aがそんな事を思いながら教室へ行くと

「おせーぞA！」

みどりが声をかけてきた。

「お前がデモだか何だかやるって言ったからみんな来てるんだぞ」

「みどりちゃん・・それにみんな・・」

「私達もできる限り、気持ちを伝えてみるからAちゃんも頑張りましょ」

秋や天馬達もいる。

そしてついに岡山中が雷門中の校庭に入ってきた。

A達も校庭に出る。

「おやおや、１６組の生徒さん達。本当に俺たちとやるつもりかい？」

不動が言う。不動の後ろにはざっと１００人くらいはいるだろうか。とにかくヤンキー達が大勢いた。

それに比べて１６組は２５人くらい。圧倒的に差がありすぎる。

「わ・・私たちはあなた達と戦う気はありません。だから、今日もこれからも雷門中には来ないでください」

Aが言うと後ろにいた天馬達も言い始めた。

「そうだそうだー出ていけー」「こっち来るんじゃねーよＯＹＴ」「ＯＹＴ！丘で喜んで飛び降りろ！」「ＢＴＢ溶液は理科の薬品だー」「不動のバナナ野郎！」

「おいーー！お前らやる気満々だろ絶対！喧嘩売ってんじゃねーよ！」

Aは突っ込んだ時にはすでに岡山中がこっちに向かって走り出していた。

「んだとコラーー！」「ボッコボコにしてやる！」「不動さんはバナナじゃねー！モヒカンヘアなんだよ！」

「こうなったらやるしかねーだろ！」

１６組の生徒も立ち向かう。

「ちょっと！作戦と違うじゃない！」

Aが叫んでもすでに時遅し。そして岡山中のヤンキーがAの肩をつかだ時。

「どこ触ットンじゃーーーーーー！」

と、アッパーを喰らわせたので本格的に殴り合いは始まった。

１００対２５。１６組の生徒は一人４人は倒さなくてはいけない。

しかも女子はそんなことできないし、男子だって弱い子はいる。

誰かがカバーをしなくてはいけないのだ。

しかし１６組に限ってそんなことは全く心配無い。

だって１６組は最凶のクラスなんだから。