★助けたい ページ27
私はNightmareを探して歩き回っていた。
しかし、見つけるのにはそこまで苦労しなかった。
「A…よかった、また会えたな。」
彼が自分から来たからだ。
「Nightmare!Dreamは助けられたよ!」
「あぁ。世界が元に戻っているようだ。よくやったな、A。」
Nightmareは口角を微かに上げてこちらに微笑んでくれた。
「えへへ…ありがとう…」
「しかし、どうやってErrorの支配を解いたんだ?俺には全く見当もつかなくてな。」
「うっ…それは…えーと……」
ここは正直に答えるべきなのかな…?
私は思わず言葉が詰まってしまう。
「あ?どうした?そんなに後ろめたいようなやり方なのか?」
めちゃめちゃ後ろめたいようなやり方です…。
まぁでもここは言うしかないかな…。私は覚悟を決めて話すことにした。
「えっと、支配されたSansに…愛を教えることで…解放する…的な…感…じ…です……。」
私が言葉を発していく度にNightmareの眼光が鋭くなっていく気がして、後半は声を出すのがやっとくらいの状態になってしまった。
「ということは、お前はDreamが好きなのか…?」
Nightmareの第一声はこれだった。
「い、いや、そんなことないよ!Nightmareのことも、大、す…」
「俺のこと“も”じゃなくて俺のこと“が”好きって言えよ。」
私の言葉を遮り、Nightmareの真っ黒な触手が手足に絡みついてくる。
「言うまで放さないからな。」
そのままNightmareは顔を近づけてきて、深いキスをしてきた。
「んっ……!?」
口を離したNightmareは今にも崩れてしまいそうな悲しい表情をしていた。
「こんなことしたら、逆に嫌われちまうか…。」
「俺、Aのことが本当に好きだ。だから、俺の事だけ見ていてほしくて…
Aが色んなSansと会ってきたのは知ってるさ。でも、Aがこの世界にいる一瞬だけでも、俺のものになってほしかった。」
「…すまないな、忘れてくれ。お前はもうこの世界でのんびりしている暇はないんだよな。早く行け。」
そう言って去っていこうとするNightmareの腕を掴んだ。
「A…?」
Nightmareが驚いた顔で振り向いた。
「私、Nightmareのことが大好き…!あなたのことも助けたいんだ…!」
そのままNightmareの胸に飛び込み、抱きしめる。
Nightmareはしばらく固まっていたが、やがて私を抱きしめて、優しくささやいてくれた。
「ありがとう…こんな俺のことを愛してくれるのはAだけだ…」
「俺も好きだ、愛してるA。」
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syobon(プロフ) - うわああああぁぁぁぁぁあぁ好きすぎる、、、!!!!めっちゃ好きですありがとうございます!!メア様ぁぁ、、あぁ(( (2022年7月5日 18時) (レス) @page27 id: 39e6e7917a (このIDを非表示/違反報告)
(*^ω^*) - うん、死ぬわ、 (2021年6月7日 16時) (レス) id: 1a06a316db (このIDを非表示/違反報告)
スノー - あーあ、好き、、みんなかわいいです(語彙力0) (2020年10月10日 11時) (レス) id: 8757ae5ab1 (このIDを非表示/違反報告)
さぃだぁ - うわぁぁぁー///メア様推しだから嬉しいです!有難うございました! (2020年9月13日 17時) (レス) id: 8f702b8e3c (このIDを非表示/違反報告)
れい - これで、好きなサンズがメアだけじゃなくなりました!やっぱりundertaleもAUも良いですね! (2020年7月29日 15時) (レス) id: 1655cf841d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ろーるけぃき | 作成日時:2017年12月17日 19時