【太宰治】この度タイムトラベルして父が生きてる未来を作ることになりました。誰か異議ある人はてぇーあーげてぇー！

詰んだと思ったその先で ページ23

シンとする店内。


太「一つ質問！」

はいはーい、と手を挙げるお父さん。

貴「どうぞ？」

太「まあ、大体の経緯はわかったよ。

でもさ、爆弾の爆破を止めるために過去に戻って来たのなら

わざわざ8年前まで戻ってくる必要はなくない？」

…最もだ。

ウェルズ自身は“過去にいく”としか言っていなかった。


だが。


作は“8年前に戻る”と言った。


だから此処まで戻ってきた理由はーーーーーー







此処で言う必要は無いだろう。





貴「はい、そうなんですけどね。

その時はどれぐらい戻れるかなんてわからなかったんですよ。

だってウェルズさんの異能を強化して過去に戻るなんて後にも先にも今回だけですから。」





適当な嘘をついておこう。




まあ、案外嘘ではないが。




太「…なるほどね。」




貴「で、ぶっちゃけお父さんが死ななければ

私としてはもういいかな、なんて思っててたんですけど…。

もう注告もしたし…

あれ？私もう用済みじゃね？」


でも今更元に戻っても死ぬだけだ。


なんというか…私詰んだな。


敦「何言ってるんですか？」


貴「え？」


敦「Aさん、









探偵社に入るんでしょう？」









貴「ハァ？」









貴方が何言ってるの？

お父さん→←感謝！（作者から）

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