太「私そんなにお盛んじゃないもん。」 ページ28
貴方side
貴「ふふふふ〜ん!」
思ったよりもすんなり罠に掛かった太宰君、どんな反応するんだろ。
ふふふっ!
まあ本当の事を言えば、頑張ればあの部屋から脱出する事は出来るんだけどね…。
貴「あ、菖蒲?もう突入しちゃっていーよー!」
無線機をオンにし、菖蒲に呼びかける。
菖『了。』
太宰side
太「此処を…こうして…っと…。」
私は部屋に備え付けてあったパソコンを使い、組織内の情報をハッキングしていた。←
ズラリと並ぶ情報ファイルの中から扉を開けるのに必要な情報を探す。
太「…此れかな…?」
バァン!!
扉が開いた…が。
菖「突入しました主人…主人?」
無線機を片手に多分Aと話している菖蒲さんが開けたらしい。
急いで後ろ手にパソコンを閉じて平静を装う。
菖「…なっ!…それ本気で言ってるんですか!?
本当に良い精神科を紹介しましょうか?…嗚呼、要らない。そうですか。」
どう考えてもその会話は組織の長とその部下のそれではないが、此処の組織では当たり前らしい。
菖蒲さんの背後にいる数人の女性達は平然としている。
菖「ハァ…。太宰様。」
太「どうしたんだい?」
無理矢理平静に務めながら言葉を返す。
菖「太宰様はその…
・
…お盛んじゃないですか?」
太「悪口かな?」
…いきなりこの子は何を言いだすんだ。
あ、いや、その、否定出来ないとかそんなんじゃないから!?←
断じてそんなんじゃないからね!?←
菖「なので“アレ”が必要だと思うんですよ!!」
太「無視かな?」
しかも話が見えてこ…ない…し…
…ん?
・部屋に押しかけてきた女性数人(顔面偏差値高い)
・そっち系の話題になってきている
・菖蒲さんの顔が真っ赤
ま
さ
か
菖「誰を選んでも構いません!
そ、その…
よ、よよよよよ、よと、よとg 太「ストォップ!!」…んむっ!」
爆弾発言をしそうになった菖蒲さんの口を急いで塞ぐ。
いや、此れはセーフか?…アウト…じゃないよね?
どう考えても此れを企画?したのはA以外の何者でも無いだろう。
…ふざけるな。
太「ごめんね菖蒲さん。」
そう言い菖蒲さんの首筋に手刀をかまして部屋を出る。
背後に構えていた女性達も上手くかわして目指すは外…
ではなく、Aがいると思われる部屋。
こんなにも人に殺意を覚えたのは何年ぶりだろうか。
【後日談】太「向こう十年はレモンと梶井は見たくない。」←→←作者から(真面目な話です)
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すずめの甘味処 - ギャグに走ってもらいたいなぁ、なんて…面白いです!がんばってくだされ! (2020年7月17日 19時) (レス) id: 3e254a9c48 (このIDを非表示/違反報告)
りすまる - 面白かったです!一人で笑っていたら友達に引かれました (2019年7月2日 23時) (レス) id: fedb7cbeb8 (このIDを非表示/違反報告)
カルラ(プロフ) - ティラミスさん» なんかすごくハマりました!更新とかされないんですか? (2019年7月1日 18時) (レス) id: 55a36c66c1 (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - 銀桜さん» 久々の更新でビクビクしながら出したので、そう言っていただけると嬉しいです…更新頑張ります! (2019年4月2日 10時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)
ティラミス(プロフ) - Noirさん» 番外編遅くなってすみませんでした(土下座)ついてきてくれるんですね…本当ありがとうございます。気長にお待ちください!! (2019年4月2日 10時) (レス) id: cc157233ce (このIDを非表示/違反報告)
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