【太宰治】闇オークションに行ったら最年少幹部が売られていた件について。とりま自転車で突っ込むか。

【後日談】太「向こう十年はレモンと梶井は見たくない。」← ページ29

太宰side

ダァン！！

という音と共に私はAのいるであろう部屋のドアを開けた。


太「…。」


貴「お！やっと来たね太宰君！

…ご機嫌斜めなみたいだけど、どうしたのかな？

私からのサプライズ、気に入ってくれなかったのかい？」

ニコニコしながら首をコテンと傾げるA。


太「…ふざけるなよ。」


自分でも思ったより低い声が出た事に驚く。


貴「えっ…ちょっ、何本気になってるの？」


焦ったような声を出すAにツカツカと歩いて行き、彼女の横スレスレの所に手をついた。


ダァァァン！！


ピキリと壁から音が聞こえた。


壁にヒビが入った？そんなの私知らないもん←

ヒビが見えるならそれは幻覚だから。見えたら眼科へ行きましょう。←


…あ、因みにあの筋肉蛞蝓がやったら建物ぶっ壊れているから！！(謎の弁解)


私なんて可愛いものでしょう？←


キュルルン←


太「誰でも良いんだよね。」


貴「は？」


ポカンとしたままのA。


太「だからさ、【自主規制】の相手だよ。」


私はそう言い彼女の服に手を掛けようとした、








・









その時だった。




貴「太宰君って、以外と分かりやすいね。」





私の立っていた床が抜けたのは。









ボフッと音を立てて数メートル下に落下した。

口の中に小麦粉が入り込んで噎せた。





太「ゲホっゲホ……は？」



光のさす上を見上げるとAが見下ろしていた。




貴「太宰君…私は仮にも組織の長だよ？その私の部屋にトラップが無いわけないじゃない！

ポートマフィア歴代最年少幹部様がこんなんでマフィアは大丈夫なの？」


やれやれ、と首を振る彼女はどこから取り出したのか携帯を私に向けてカシャッとシャッター音を鳴らした。


太「ちょっと！何してくれるんだい！！」


貴「何って…写真撮ってるんじゃない。そんなのも分からないの？」


何故か同情の目を向けられた。解せぬ。←

貴「でも、そうだなぁ…せっかく太宰君が罠に引っかかったしなぁ…あ、そうだ！」

罠に引っかかった、という台詞だけは特に強調された為殺意が湧いた。←

貴「えいっ！」


太「え？」


バシャン


Aのえいっ！という掛け声と共に、自分に液体が掛かった。


太「は？え？なっ…あああああああああああああああああああああ目がぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ！！！！！」



貴「A特製レモン100%ジュースだよ！」←

お知らせ！→←太「私そんなにお盛んじゃないもん。」

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