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「本当に？」
「本当」
あたしは焦ってるのか、冷や汗が背中を伝った
「なんで？」
なんで、たみちゃん？
「なんで？なんで、全然たみちゃん可愛くないじゃん」
たみちゃんなんか、
「あたしの方が可愛いじゃん！ずっと！何倍も！！！」
目頭がジンとして目からボロボロと涙が零れた
声は震えていつもより甲高くなった
あたしは佑亮君に伝えるというより、喚いて何とかしようとした
「おい」
「あたしの方が！可愛いじゃん！ずっとずっと！！たみちゃんなんかブスじゃん！」
「いい加減にしろよ！」
佑亮君の聞いたことない怒号に、ピタリと言葉を止めた
「そんなに可愛がられたいなら俺じゃなくたっていいだろ？！」
「ダメなの！佑亮君じゃないと！」
終いには倒れそうなくらい泣きわめくあたしは佑亮君の顔を見なかった
「たみちゃんの、どこがいいの？顔も、性格も…全然よくないじゃん」
「人の、彼女をバカにするのやめろよ。俺はお前のそんなところが嫌いだ」
「、あたしもたみちゃんを好きな佑亮君なんか嫌い」
「じゃあ、もう２度と近づくな。俺にも珠美にも」
「あたしを好きじゃない佑亮君なんて死んじゃえ！！！」
「本当にそういう所直した方がいいよ」
「佑亮君も女の趣味直した方がいいよ」
「自己中女。だから誰にも好かれないんだよ」
「うるさい！！」
苦痛に歪めた佑亮君の顔
その顔したいのはあたし
背中を向ける佑亮君に捨て台詞を吐いた
飛びっきり、ダサい
「大っっっ嫌い！！！」
あたしのことを期待させて、あたしの気持ちを弄んで
あたしを…
あたしを………
取り残されたあたしは、崩れ落ちそうな身体を何とか立たせて
俯いたまま惨めに涙を止められなかった
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こなた - 更新楽しみにしています！頑張ってください(^O^)！ (2017年11月29日 23時) (
レス) id: c263f5d3f8 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 更新頑張ってください！すごくおもしろいです！ (2017年10月17日 16時) (レス) id: 7f491e7a2d (このIDを非表示/違反報告)
クソガキ推し - 移行おめでとうございます 更新楽しみにしています (2017年10月7日 10時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろく。 | 作成日時：2017年10月7日 0時
