45 ページ46
ジ「自分起きるの速すぎん。」
り「やっぱころんなんだよなー。」
る「ほんっとに心配したんですからね？？」
あの後、お医者さんが来て異常はないか検査をした
頭を打ったという事もあって後1週間は入院が必要みたい
ころんくんの家族やイチゴ王子達がすぐに病院にかけつけてくれて今はお話中
私は壁に寄りかかりながら考え事をしていた
ころんくんに恋してるって気が付いた瞬間
今までのころんころん病とかの理由とかがものすごくよく分かった
今だってころんくんを見ているだけで胸がはち切れそうなくらいドキドキしているし
締め付けられているみたいに苦しい
それだけど、ころんくんの隣にいるるぅとくんを見ていると分からなくなってくる
自分はころんくんが好きで
だけどるぅころも命と同じくらい大事で
自分の気持ちを選べば、るぅころがなくなってしまうかもしれない
るぅころを選べば、自分の気持ちはずっとずっと残ったままになってしまう
初めてだ
自分が腐女子じゃなければと思ったのは
両手で顔を覆いながら考えていると
隣に誰かが来たような気がした
その方向を見てみると
さ「A大丈夫？」
さとみくんがいた
『えっと、マスカット苦手で。』
さ「まじかよ。」
二人であの場を抜け出して外にある自動販売機に今は来ている
さとみくんは私にくれるはずだったマスカットジュースを飲みながらベンチに座る
手招きをされたので私も隣にちょこんと座ってみた
さ「で、A大丈夫？」
コテンッと頭を傾げながら聞いてくるさとみくん
うぅ、あざとい
『大丈夫、ではない。』
自分の膝を見ながら私は話始める
『やっと、その自分の気持ちに気付けたんだけど、それでもその気持ちのせいで自分の大切にしてきた事を壊しちゃうかもしれなくて。』
少し遠回しに言ったはずなのに
全てを理解したかのように相槌をつくさとみくん
エスパーかな
なんてKYな心の中の発言は無視して
私はゆっくりと目線をさとみくんの方に変えた
さ「まぁ、Aにとってのガチな悩みだろーなそれは。」
一瞬で飲み終わったペットボトルを片手でつぶして
少し遠くにあるごみ箱に向かって投げながらさとみくんは言った
綺麗に入るから驚いてしまう
さ「Aがどんな決断をしても俺はいいと思うから。」
“大丈夫。”そう言いながら私の頭を撫でてくれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 577人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「すとぷり」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もち - さ「うぉっ！筋肉マジパネェ！」筋肉ムキムキの マネキン を褒めてどうすんすかさとmさん。 (2021年4月19日 16時) (
レス) id: 54667db88c (このIDを非表示/違反報告)
NaNa(プロフ) - ほんとに時間差コメントごめんなさい！文の表現の仕方とかも素敵だし何よりストーリーが好きです！もう，好きすぎて……！これから続編も見てきます！！ (2021年4月13日 21時) (レス) id: a34363a5e2 (このIDを非表示/違反報告)
motimotipanda07(プロフ) - キュンキュンしすぎて心臓が痛いw (2020年10月27日 22時) (レス) id: 396260c060 (このIDを非表示/違反報告)
ミツバ(プロフ) - やっばいですころんくんかっこいいのもあるんですけど作者様のびーえる描写尊すぎてやばいですそっちに萌えてますごめんなさい（（ (2020年10月15日 19時) (レス) id: 3014c0b6d5 (このIDを非表示/違反報告)
あんり - 昨日初めてこの作品様を見つけて、読んでみたらドハマリして一気に全部読んじゃいました!!萌えるポイントが一緒過ぎて共感できます(笑)学校終わりの楽しみの一つにさせてもらいますぜ…!!大好きです頑張って下さい!! (2020年10月13日 7時) (レス) id: 7624e9c568 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：う い。 | 作者ホームページ：https://twitter.com/Uni_5656n
作成日時：2020年4月19日 3時
