腐女子失格？！【ころん】

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『部屋がオタクすぎて引かれた絶対。
もうやだお嫁にいけない。』

こ「引いてないよ！」


ころんくんが私の家にお見舞いに来てくれて
中に入ってもらおうと思ったら突然の頭痛で私は床にしゃがみこんでしまった

そしてころんくんが私を部屋まで運んでくれて

今に至る


壁には沢山のポスターやグッズ

本棚にはズラーっとBL本が並んでいて

テレビでは某水泳青春アニメのいかにも腐女子が沸きそうなシーンが流れていた


ころんくんはポスターをまじまじと見てて
へーとか、わーとか言っている



こ「Aちゃんはこのアニメが好きなの？」

ころんくんの目線の先にはテレビに映っているアニメ
このアニメは決してそういう目的のものじゃないから害はない、はず


『うん！好きなんだぁ〜。』

えへへ〜、なんて熱があるせいかふわふわした言い方になってしまう

赤ちゃんみたいになってるな、なんて思っていると


こ「ねぇ
...なんでそんなに可愛いの。」

ところんくんは言いながら顔を両手で覆っていた


え？え？とテンパっていると
ゆっくりところんくんが私が寝てるベッドに近づいてくる


こ「好き、大好き。」

私の手の甲をころんくんの頬にくっつけながらころんくは言う


『え、こ、ころんくっ』

こ「なんでこんなに好きにさせるの？」


頬に触れていた手はころんくんの口元へ持っていかれ
チュッというリップ音立てながらなんどもキスを落とされる

心臓が壊れそうになるくらいドキドキしていて
体は沸騰してしまいそうなくらい熱い


こ「今日の僕、おかしいね。」




こんなころんくん、知らない。

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